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Profile

坂口 暁都さん
生命応用化学科 2022年度卒業
(栃木県/黒磯南高等学校 出身)

就職先MGC
エレクトロテクノ
株式会社

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- 日本大学工学部および生命応用化学科を選んだ理由は?

日本大学工学部は地元の栃木から近く、就職に強い印象がありました。
また、私の高校時代の副担任が日本大学工学部出身だった為、
色々お話を聞き、日本大学工学部に行きたいと思いました。
生命応用化学科を選んだ理由としては、化学の勉強が好きだったため、
大学では専門的な化学について勉強したいと強く思い、日本大学工学部生命応用化学科を選びました。

- どんな研究に取り組んでいましたか?

私はケイ素系化合物を用いた新規熱硬化性樹脂の創製の研究に取り組んでいました。
5Gの登場により、様々な分野でIoT化が進むことが期待されています。
しかし、5G通信では伝熱損失が大きくなり、信号劣化が起きてしまうため、
伝熱損失を抑える低誘電特性、高耐熱性を有する基盤材料の開発が求められています。
そこで、低誘電特性、耐熱性に優れた新規熱硬化樹脂の創製についての研究をしていました。

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- なぜその研究に興味を持ちましたか?

5Gが登場し、様々な分野でIoT化が進むにつれて、高速通信に対応した基盤材料の開発はとても重要です。
そこで、私が創製した材料が基盤材料の一部として使用されることで、
人々の生活をより豊かにできると思い、この研究に興味を持ちました。

- 研究や学びを通して、ご自身が成長したと感じるのはどんなことですか?

わからない事をそのままにしないようになったことです。
高校時代までは、わからない事があればすぐ諦めていましたが、大学での学びや研究を通して、
わからない事があればすぐ調べる癖がついたことは成長したなと感じます。
また、一人で解決できない課題があったときは、友人達と課題解決に向けて取り組んでいたので、
コミュニケーション能力も高まったと思います。

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- 将来の目標は何ですか。また、学んだことをどのように活かしていきたいですか?

まずは、配属された部署の業務について徹底的に学び、仕事に慣れることが目標です。
そして、上司から仕事を任された際に、「坂口がいれば安心だ」と思ってもらえるような存在になりたいです。
また、内定先には卒業研究で実際に使用した装置がいくつかあったので、
その経験や大学で学んだ化学の知識を活かし、製品の品質向上に向けて頑張っていきたいと思います。

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坂口さんが学んだ研究室はココ!

有機材料化学研究室

教授:根本 修克 /
専任講師:市川 司

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プラスチック製品の形で私たちの生活に密着している「高分子」は、電子産業などにおいても精密成型材料、注型材料、封止材料あるいは接着剤などとして用いられています。その中で耐熱性、すなわち熱に強い高分子は幅広い用途に用いられています。また、天然に豊富に存在する元素であるケイ素を含む高分子は優れた耐熱性を示すため、ケイ素を含む新しい骨格の有機材料・高分子材料を作り出すための研究を行っています。

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