木内 健人さん(2023年度卒業)
長野県/野沢北高等学校出身

就職先
東洋エンジニアリング株式会社

日本大学工学部および生命応用化学科を選んだ理由は?

化学を網羅的に学べるだけでなく、生物も一緒に学べるのは将来の選択肢が広がると思ったからです。

特に興味を持った授業や分野は?なぜ興味を持ったのですか?

分析化学、化学熱力学、化学工学です。3科目に共通して、非常にとっつきやすかったからというのが正直な理由です。化学にはイメージがしにくいような分野がありますが、この3つは世の中の現象に結びつきやすく、特に実用的な学問であったと感じました。

どんな研究に取り組みましたか?
なぜその研究に興味を持ちましたか?

「白米の産地判別方法の開発」というテーマで研究を行いました。先輩が産地偽装に関する研究を行っていて、実際の研究内容について話を聞いたことで、光の波長で成分の構成比を解析するという研究に興味を持ったからです。一粒のお米に20の座標を設定して、朝から晩まで測定し続けたこともあります。

これまでの学びや研究を通して、成長したと感じるのはどんなことですか?

論理的な思考が身につきました。何事にも探究心を持って取り組むことができるようになったと思います。

内定先を志望した理由をお聞かせください。

もともとエネルギー関連の事業を扱っている会社に就職したいと考えていたので、エネルギー創出の根幹に携わるプラントエンジニアリング業界を知り、興味を持ちました。クリーンなエネルギーにかかわりたいという気持ちもあり、事業規模の大きさやグローバルな環境にとても魅力を感じてこの企業を志望しました。

将来の目標は何ですか。また、学んだことをどのように活かしていきたいですか?

エネルギーを通して世界中の人々がより豊かな生活を送れるように、「縁の下の力持ち」のような大人になりたいです。

大学・学科の魅力やメリット、高校生に勧めたい点を教えてください。

他の大学に比べて実験科目が多く、チームで取り組む時間が長いと思います。そのため、協調性やチームの中で自分の考えや意思を発言するクセが身につきますし、そういった環境に置かれていると、自然と気の合う友達もできやすい気がします。

木内さんの
4年間の成長ストーリー

1年次
実験で試行錯誤する
友達に助けられる

高校まで実験を行う機会が少なかったため、初めは試行錯誤の連続。気の合う友達に相談しながら、なんとか乗り越えることができました。

2年次
効率よく学修することを
心がける

専門科目の授業や実験が増えて忙しかった2年次。普段の予習復習はもちろん、特にテスト期間は効率的に学修することを心がけました。

3年次
大学の授業と就活に
力を注ぐ

大学の授業に加えて就活にも注力。インターンでは他大学の学生レベルの高さに驚かされるも、志望する企業への就職をめざしました。

4年次
探究心と論理的
思考が身につく

環境照射化学研究室に所属。「白米の産地判別法の開発」という研究テーマに取り組み、探究心や論理的思考が身につきました。

Pick up Laboratory

環境照射化学研究室

教授:沼田 靖

21世紀は光の世紀といわれています。光はいろいろな科学技術の進歩に貢献しています。特にレーザーは高出力や高分解能という利点をもっており、分子の電子状態や量子準位を測定するのに最適です。 レーザーを物質に照射したときの散乱光のひとつであるラマン散乱を使って新たな定量分析法の開発を行っています。また、いろいろな電磁波(光)や超音波を物質に照射し、廃棄物から有用成分の抽出方法を開発しています。

研究室紹介HPはこちらから
環境照射化学研究室