安田 稜さん(2023年度卒業)
福島県/清陵情報高等学校出身
就職先
株式会社小松製作所

日本大学工学部の機械工学科を選んだ理由は?
就職実績です。学部・大学院共に近年連続100%の就職率を達成しているところに魅力を感じました。機械工学科の学びは実用性や実益性が高く、身につけた専門性が仕事に直結しやすい学科だと言えます。
特に興味を持った授業や分野は?
2年次の必修科目、機械工作実習です。ねじを作ったり、旋盤で削ったり、と自分の体を動かしながら、加工する機械の種類や方法、加工の精度などを学び、機械に慣れ親しむことができます。実際に体験することで、ものを作る楽しさを味わい、興味や関心が高まりました。
どんな研究に取り組みましたか?
地中熱物性に関する研究に取り組みました。再生可能エネルギーの中でも、地中熱利用ヒートポンプシステムは、年間を通して温度が安定している地中から熱をもらうことで高効率な暖房運転を実現し、地球温暖化防止と節電に貢献するものです。 しかし、地中熱利用は外から見えにくく目立たないため、注目されにくいという状況でもありました。研究することと併せて「地中熱」をもっと多くの方に知っていただきたいと考えるようになり、更に力が入りました。

これまでの学びや研究を通して、成長したと感じるのはどんなことですか?
大学の学業や研究は、私にとって難易度が高く、内容を理解するには根気が必要でした。計画通りにいかないことも多々ありましたが、軌道修正しながら、欠かさず勉強を継続しました。毎日少しずつの積み重ねが結果に繋がることを学び、成長できたと感じています。
内定先を志望した理由をお聞かせください。
世界トップシェアを誇るエンジンや油圧機器などの部品を全て自社で生産している企業なので、特別なやりがいを感じられると考えて志望しました。教育研修が非常に充実しているという点も、着実に積み重ねて学んでいく自分に合っていると思いました。
将来の目標は何ですか。また、学んだことをどのように活かしていきたいですか?
大学生活で身につけた継続力を、仕事をしていくうえでも生かしつつ努力を続け、企業にとって必要不可欠な人材になりたいです。
大学・学科の魅力やメリット、高校生に勧めたい点を教えてください。
工学部に進学するということは、学んだことが職業に直結しやすく、またメーカーなどへの就職に有利になると思います。日本大学工学部のメリットは就職に強いということはもちろん、大学生活4年間で自分の学びたい事や将来の職業についてじっくり考えながら学べる環境です。



安田さんの
4年間の成長ストーリー
1年次
苦労したオンライン授業

数学や物理など、工学の基礎となる理系の講義が中心。オンライン授業だったので、慣れないことが多く、苦労しました。
2年次
4つの力学を学ぶ

1年次と比べ専門的な授業が多く、特に必修科目の「材料力学」「流体力学」「熱力学」「機械力学」の4つの力学「4力」は難しかったです。
3年次
設計・加工の技術を修得

3年次は「4力」+設計・加工、その他多くの専門科目を学びました。夏にはインターンシップもあり、忙しい日々を送りました。
4年次
研究と就活を両立

4年間の集大成として、地中熱物性に関する研究に取り組みました。就活と卒業研究を計画的に進めて、希望の就職を叶えました!
Pick up Laboratory

サステナブルエネルギー研究室
教授:佐々木 直栄 准教授:田中 三郎
専任講師:宮岡 大
わが国が独自に開発したヒートポンプ式給湯システム(エコキュート)に代表されるように、わが国のヒートポンプシステムは世界No.1の効率を誇っています。 世界に誇れるヒートポンプ技術の更なる高効率化に寄与する研究だけでなく、さまざまな熱源(空気、水、地中など)に対応するための研究にも取り組み、有限なエネルギー資源を持続的に活用できる社会の実現に貢献していきます。
研究室紹介HPはこちらから
