小牧 洸貴さん(2020年度修了)岐阜県/大垣日本大学高等学校出身

日本大学工学部および学科・専攻を選んだ理由について教えてください。

幼い頃から”ものづくり”に興味があり、特定の技術や装置に拘るより製品になった姿を想像しながら全体を管理する職業に就きたいと考えていました。 高校時代から車が好きになり自動車関係の職業で価値ある人材を目指そうと考えた時、現代(今後)の車にはマイコンが30~100個あるのだから今後の自動車産業には制御技術が必須と感じ、情報工学科に入りました。車は工学の集大成だと思っています。

大学に入って良かったこと、身についたこと(取得資格含む)は何ですか?

綺麗なキャンパスと広い空間で自由に学べたことが良かったと思います。大学からの勉強は点数を取るためと言うより目的の決め方やその取り組み方を学ぶ場所だと思っています。そのための自由な空間があるキャンパスなのだと感じました。

特にどんな学び(研究分野)に力を入れていましたか?

自動運転の制御のために、ディープラーニングを使用した物体の距離測定に関する研究をしていました。 通称AIと呼ばれている技術ですが、自動車への転用が期待されていたので学びたいと感じたことと、自動車に転化した時にはコストアップが問題なので小コストでできる手法を考えたいと思ったことからこの内容の研究に取り組みました。 車のためにシステムを作るのであっても、何のためかを本質的に理解し、コンピュータとリアルを繋げることの難しさを感じました。

勤務先を志望した理由と現在の業務内容について教えてください。

トラックは業務で使用されるので合理的にお客様は車を選びます。私はデザインなどには興味が薄く、技術が評価される自動車メーカーを選んだ結果、車全体を見られる開発職に就ける現在の勤務先を志望しました。現在は海外向けの商品を設定し、車両開発から発売まで一連のプロジェクトを管理する業務を行っております。

仕事のやりがいや喜びは何ですか?

私の所属している部署は責任範囲が広く開発、生産、販売、営業の意見も理解し反映しなければいけません。開発と営業の間に入って技術的なことをかみ砕いて説明できる力も求められます。 全体の流れを聞き入れながらマネージメントする業務なので、好きな自動車の全体に携われていることが仕事へのやりがいになっています。

今後の目標、将来の夢をお聞かせください。

主力商品であるトラックは、完成されているようでまだまだ多くの問題があります。例えば居眠り運転をシステムで制御できたなら、物流問題も改善し、一般の人々が受けるサービスにも影響を与えられます。 誰もが安心・安全・効率的に移動が出来るモビリティーとなるように、プロジェクトを回していきたいです。 学生の皆さんも将来どうしていきたいかを考えながら学んでください。全て自分次第、自分で考えることで自由に進んでいけるはずです!