
岩瀬 詩帆海さん(2020年度修了)宮城県/古川学園高等学校出身
日本大学工学部および学科・専攻を選んだ理由について教えてください。
東日本大震災を経験し、電気は日常生活に欠かせないものだと実感していました。化学の電池の授業が好きだったこともあり、学びの選択肢が多い電気電子工学科を選びました。医療系も含めた各種の資格が取れること、また出身地の隣の県にあることなどから日本大学工学部に進学しました。
大学に入って良かったこと、身についたこと(取得資格含む)は何ですか?
大学で身についたことは忍耐力と自分で選択する力です。修士論文をまとめるときに教授からの指摘に対応しつつ同時に就職活動が重なってしまった時には辛く大変な思いをしましたが、本気で学べてよかったと思います。電気の仕組みを原理から学べましたし、終わりは来ると信じて真摯に取り組む中でかなり忍耐力が鍛えられたと思います。
また、勉強、就職活動、アルバイトは全て自分で調べ、取り組むということから自分で選択する力が身についたと思います。どちらも現在の仕事で活かされています。
特にどんな学び(研究分野)に力を入れていましたか?
ワイヤレス通信の研究に力を入れていました。被災経験があったため、災害時に通信端末を所有している人の発見に貢献する可能性がある研究に取り組んでいました。
勤務先を志望した理由と現在の業務内容について教えてください。
志望した理由は、ビルやダムなどさまざまな社会インフラのシステム設計を行う仕事内容と家庭の中から宇宙まで、常により良いものを目指して変革していこうという会社の理念に共感ができたからです。 現在は、ビル管理のシステム設計を行っています。
仕事のやりがいや喜びは何ですか?
システム設計では、多くの人と関わりながら同じ目的のために仕事をします。工事が無事終わり、お客様の希望のものを納めたときの達成感は大きく、やりがいを感じています。
今後の目標、将来の夢をお聞かせください。
今は設計と提案活動を行っています。ものづくりを学んだ知識があってこそ、未来に向けた提案ができるのだと実感しています。今後は設計だけではなく、開発やお客様対応などこれまでの経験を活かして様々な業務を担当できるようになることが目標です。最終的にはグループリーダーになりたいと思っています。