鹿島建設株式会社 建築管理本部 建築企画部 人事・教育グループ
佐藤 方成氏

自ら考え判断し実行できる
リーダー的な役割を担う人材を

当社の建築技術系社員は、現場の安全管理から品質管理、工程管理まで、建築ものづくりの最前線をリードして高品質な建物を完成させる役割を担っています。建設プロジェクトには、発注者、設計者をはじめ、協力会社、行政や近隣の方々などたくさんの人が関わっています。現場のリーダーとしてその中心に立ち、多くの関係者と協議を重ね、常に最適解を「決める」ことが求められます。時には現場の職人の方々と打ち合わせをしたり、上司や部下と話し合うこともありますが、自分がどのように考えているのかを伝え、様々な人たちから意見を聞いて情報収集し、その上で、自分で考えて判断し実行する。受身で仕事をするのではなく、積極的に行動していかなければなりません。まさに、日本大学の教育理念である「自主創造」に通じるものがあります。

海外勤務はもちろんのこと国内勤務においても社員には一級建築士等の国家資格が求められます。難関の資格ですから、その資格を学生のうちに取得できたということは、努力を惜しまず計画的に勉強することができる、すなわち責任を持って計画的に業務を遂行できる人材だと推察することができます。研究でも資格でも、何か学生のうちに打ち込めるものを見つけて、全力でやり遂げてください。それは社会に出てからも大きな武器になるでしょう。建築ものづくりの最前線で活躍できることを期待しています。