重ねた経験は自分の力。
評価してくれた企業でさらなる成長を目指す

佐藤 翔悟さん
機械工学科卒業/サステナブルシステムズデザイン研究室
(宮城県 白石工業高等学校出身)
日野自動車株式会社に就職
2023年4月入社
日本大学工学部の機械工学科を選んだ理由を教えてください。
幼いころから乗り物やロボットが好きで、機械の専門的な知識をつけたいと思ったからです。高校卒業後、自動車の整備士として働いたことがきっかけで機械工学についてさらに学びたいという気持ちが高まり、社会人入学を目指すことに。怪我をしてリハビリを行う期間に受験勉強しました。日本大学は知名度があり、工学部の就職率が高いことも理由です。
工学部で学んだこと、身についたこと、また良かったと思うことは何ですか?
物理学の基礎から、工学における材料や構造、仕組みなど幅広く学ぶことができました。
研究室では、より専門的なロボット制御についても学べたと思います。
専門的な分野にもかかわらず、非常に理解しやすい講義内容だったことはとても良かったです。

就職活動のスタートから内定までのプロセスを教えてください。
3年次
- 9月
- インターンシップ=部品関係(ベアリング、半導体等2社)
- 2月
- 日本大学主催の企業研究セミナー
- 4月
- 就職ガイダンス
マイナビによる説明会(就活準備、エントリーシートの書き方など) - 3月
- 志望する企業の説明会
- 3月~
- エントリーシート作成、SPI、一般常識の模擬テスト(本を見て勉強)
エントリーシート提出及び筆記試験=4社(OBから推薦があるから使った方がよいとアドバイスされた)
面接=4社
内定=第一志望に
就活で役立ったアイテムや工学部の支援があれば教えてください。また、就活で感じた日本大学工学部の強みはありますか。
企業研究セミナーでは、たくさんの企業の特徴や働き方などを知るきっかけとなったので就活において非常に助かりました。エントリーシートの添削やアドバイスなども就職指導課の方のサポートがあり心強かったです。
企業の社員の方には日本大学出身の方が多く、面接や説明会などで話しやすい場面が多かったことは強みだと思いました。
内定した企業を志望したのは、どのような理由からですか?
今まで学んできた、経験してきたことを活かせる企業だと思ったからです。
将来的に成長していく分野や製品に力を入れていたこと、自分が好きなモータースポーツで活躍されていたことも大きな理由です。
就職活動の成功の決め手や企業が採用を決めた理由は何だと思いますか?
大学入学前に職歴があることを不利だと考えていましたが、逆にその経験を評価していただけた面もあると感じました。
また、企業が力を入れている部分について、自分がどのように考えているかを具体的に話せたことがよかったと思います。
就職活動で失敗した経験があればお聞かせください。
就活開始時期が少々遅かったと感じました。3年夏からインターンシップに参加できる企業はたくさんあるので、もう少し経験を積んでおきたかったとも思います。
面接においては自分の言いたいこと考えていることを端的に説明できればよかったと感じることがありました。
入社後の目標や将来の夢は何ですか?
まずは、業務内容や社会人としての心構えを学び、主力のトラックで自動運転化を目指して国と一緒に研究している企業の中で、自分から行動できる社員になりたいと考えています。将来の夢としては、生産管理課を志望しているので、ロボット工学で学んだシステムを実際の生産現場で生かし、生産性の向上を目指したいです。

後輩にアドバイスをお願いします。
インターンシップや企業説明会への参加は、早すぎる事はないのでできるだけ多く参加し、自分の知識や経験を生かせるような企業を見つけるのが最優先だと思います。
また、どんな質問をされても戸惑うことなく答えられるように面接練習は何度も行い、引き出しを多く持つべきだと感じました。
最後に、工学部での一番の思い出をお聞かせください。
卒業研究で毎日、朝から晩まで実験におけるプログラムの変更を繰り返したこと、そして学会ギリギリで実験が成功したことです。
12月に幕張メッセで行われたロボットとセンサを組み合わせた計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会でポスター発表し、注目していただけました。羊と牧羊犬ロボットを使って行ったこの実験にはプログラミングの知識が重要。役割分担が成功して動いた時はとても嬉しかったです。
ご助力及び応援してくださった先生やラボメンバーの皆様には感謝してもしきれません。
