出会いのチャンスを大切に。
学びのアンテナは常に高く、広く!

澁谷 歩夢さん
土木工学科卒業/構造・道路工学研究室
(福島県 福島東高等学校出身)
東日本旅客鉄道株式会社に就職
2023年4月入社
日本大学工学部の土木工学科を選んだ理由を教えてください。
就職率が高く、土木はこれからも人材が必要になる分野だと考えたからです。
工学部で学んだこと、身についたこと、また良かったと思うことは何ですか?
構造・道路工学研究室では、セメントにCGS(石炭ガス化スラグ細骨材)を混和材として用いる割合を変えてコンクリートの強度を計測したり、それを実物大のコンクリートに使用して凍結融解試験を行ったりして得られるデータを、企業と共同で解析してきました。 さまざまな学会資料などを目にする機会が増えたことも勉強になりましたし、工学系の学問はもちろん、社会全体を見るようになり、視野が広がったと感じます。

就職活動のスタートから内定までのプロセスを教えてください。
3年次
- 3年後半
- 企業研究開始、12月から本格的に企業説明会に参加 (※職種・業種にはこだわらず)
- 1月
- 鉄道関係の専門セミナーへ参加
JRに務める土木工学科のOBの方も
メールでアドバイスをもらい小論文の添削まで親身になってもらった - 3月
- エントリーしていた企業の説明会が増える
4年次
- 4月
- 面接(オンライン・対面)が増える。オンラインの試験も
- 4月後半
- 第一志望の企業(JR東日本)から内々定通知が来る
就活で役立ったアイテムや工学部の支援があれば教えてください。また、就活で感じた日本大学工学部の強みはありますか。
企業研究セミナーに参加し、企業と直接コンタクトを取れたことがとても役立ちました。日本大学工学部の強みは、やはり各企業に先輩がたくさんいることです。そのおかげで企業と学生のコミュニケーションが取りやすいと思います。
企業研究を始めるきっかけになった就職ガイダンスも、たいへん刺激になりました。
就職活動の成功の決め手や企業が採用を決めた理由は何だと思いますか?
面接官の方に私の熱意が伝わったからだと思います。JR東日本は面接の雰囲気も親しみやすく、大学での研究を活かして働きたいという話を熱心に聞いてくださいました。
中には懇談会に参加したら実は面接だった、ということもありましたが、各社のホームページなどを読み込んで企業研究は進めていたことが役立ったと思います。

就職活動で失敗した経験があればお聞かせください。
ある企業の面接での経験ですが、あまり良い受け答えができなかったことです。少々圧迫面接の雰囲気だったので、なんとかこちらの本意を伝えようと熱心に話すあまり、焦っているようになってしまいました。
入社後の目標や将来の夢は何ですか?
保線技術系の業務を希望しています。OBの方の話を聞いたことも大きいのですが、どんな環境下でもミリ単位の精度で安全かつ乗り心地の良い線路を守る、つくるってかっこいいなと思ったんです。
大学で学ばなかったことも、スタートラインは皆一緒と考えて地道にコツコツ頑張り、人の役に立ちたいと思います。
後輩にアドバイスをお願いします。
人との出会いを大切にして頑張ってください。常にアンテナを高く保ち、チャンスは逃さないように!!
最後に、工学部での一番の思い出をお聞かせください。
多くの仲間と出会えて、とても楽しい時間を過ごすことのできた4年間でした。
研究室で苦楽を共にした仲間は私の財産。あの時間は本当にいい思い出です。