「土木」への学びは
高校時代から継続中!

土木工学科3年


西村 季隻さん (静岡県立島田工業高等学校出身)

 2018年に発生した西日本豪雨のニュースを見て、暮らしやすく発展している国でも自然の力には敵わないことを実感し、人々がより安心して暮らせるまちづくりに興味を持ちました。高校の先生からの勧めもあり、専門的な知識の修得と研究を行える工学部土木工学科への進学を決意しました。

高校での学び

「土木工学」への出発点

 高校1年生では土木工学と建築学を学びました。当初は建築科への進学も考えていましたが、暮らしの基盤を支える土木に興味をもち、土木科を選択しました。土木科では、現場で実際に使用する測量機器を用いた測量技術や橋の耐荷性を計算する構造力学、さらには土木工事で活躍する特殊な施工機械や実際の施工計画の組み立て方など、専門的な知識を学ぶことで土木工学への興味がますます大きくなりました。

大学での学び

実習を通して身につく学び

 1年の時は数学や英語といった教科の講義が多くて苦労しましたが、友人と協力しながら予習・復習をすることで乗り切りました。2年になると土木の専門科目が増えて、高校時代よりも高度な計算力を身につけることができます。さらに、3年になると河川や湖の水質調査や、アスファルト舗装を実際に施工するといった実習科目が多くなり、実践的な講義の中で知識と技術の両者を学ぶことができます。

卒 業 後

教員として未来の土木技術者を育てたい

 卒業後は工業高校の教師を目指しており、現在は教員採用試験に向けての勉強を頑張っています。地元である静岡県の工業高校の教師として、大学で学んだことを生かして、高校生に土木の魅力を伝えるとともに、土木技術者の育成に力を入れていきたいと考えています。