2022.10.17

「学生起業」をした先輩に聞いてみました!(オンライン個別相談)

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 令和4年10月6日(木)、Zoomを利用したオンライン個別相談を行いました。
当日は郡山商業高等学校3年の生徒さんからご要望があった「学生起業」について、実際に起業した先輩、荻田渥さん(生命応用化学科3年)にお聞きしました。

さまざまなメディアで取り上げられることの多い「学生起業」。それを探求学習(課題研究)のテーマに設定した生徒さんですが、周りには実際に起業した人がいないため、本当に起業した人の感じたことを聞いてみたい!と高大連携推進室に相談してくれました。

 日本大学工学部ではまだ少ない学生起業ですが、これからのキャリアを考える上で、高校生はもちろん現役の大学生の皆さんにとっても興味深いお話を聞くことができました。荻田さんはもともと起業に興味がありましたが、海外留学をしようと思っていた矢先にコロナによって断念せざるを得ない状況になったこともあり、これを機に起業しようと決意したそうです。

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 高大連携推進室の担当者を交えてのZoom相談は、自己紹介からスタート。最初はちょっと緊張していた生徒さんですが、起業を経験した荻田先輩の優しいトークに少しづつ話しやすくなっていったようです。

 質問は起業の経緯や理由、苦労したことなどをはじめ、具体的にどんなことに困ったのか、逆に起業して良かったことなど多岐にわたりました。中でも「壁にぶつかった時、どんな風に乗り越えたのか教えてください」という質問には、荻田さんが今でも心掛けていることを具体的に伝えてくださいました。

 ひとつめはとにかく前向きに考える、ということ。壁にぶつかったら、「レベルアップの機会が来た!」「成長できるチャンスが来た!」「ありがとう!」と感謝の気持ちを声に出してみるそうです。前向きに頑張ろうと気持ちを奮い立たせる秘策かもしれないですね。

 もうひとつは周りの人に頼ること。起業している先輩方は周りを巻き込む力があるというか、頼ることができる方たちだと感じたそうです。皆さん全部完璧、パーフェクトな人では無くて、どこかちょっと抜けたところもあるけれど、そこを補填してくれる人、助けてくれる人にしっかり頼るということが大事だと教わったと話してくれました。「『助けてもらう人には全力で恩返しをするスタンスで頼れ』と言う考えで、現在のメンバーには全力で頼らせてもらってます!」と語る荻田さん。起業に限らず、生きていく中で大切なことをたくさん吸収している様子が伝わってきました。

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 最後にこれから学生起業を考えている人へのメッセージも頂きました。「機会があれば、ぜひ逃さず起業してみることをお勧めします!『学生』も個性の一つと考えて、若者らしくハングリーに進んでいけば、また別のチャンスも転がってくるかもしれません。若いうちに起業を経験するのはいいことだと思います。」と力強い発言に、生徒さんも自分もいつか起業してみたい気持ちが出てきたようでした。お二人の今後の活躍が楽しみです。

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 高校生の皆さん、日本大学工学部にはさまざまな経験を重ねる魅力的な先輩がたくさんいます。
 こんな学生や先生の話を聞きたい、といったご要望にもできる限り応えていきたいと考えていますので、どんどんお問合せください。