2022.11.07

福島県立会津工業高等学校建築インテリア科1年生39名の皆さん

 令和4年10月18日(火)、「福島県建設業協会」主催の現場見学の一環として、福島県立会津工業高等学校建築インテリア科1年生39名の皆さんが大学見学に訪れました。

 当日は学生アンバサダーの蛯澤 康海さん(建築学科4年)が案内役を担当。蛯澤さんは進学ガイダンスの講演も担当し、同じ工業系高校出身の身近な先輩として高校生の皆さんをサポートしました。

 建築インテリア科で学んでいる皆さんに合わせ、今回は建築学科主任の濱田幸雄教授から工学部全体の紹介と建築学科の詳細についての説明から始まりました。
 建築学科ではロハス工学に基づき3年次から「構造・材料系」「計画・環境系」に分かれて研究を進めています。濱田教授は、いくつかの研究を取りあげ、皆さんの興味の方向の先にある研究室や教員を紹介。「人を大切に、共感できる柔軟なこころと好奇心豊かなエネルギーをもってください」、という建築学を志す皆さんへのメッセージも伝えました。建築への興味から高校進学も決めた皆さんですから、益々建築への想いが強くなり、将来進む道もいろいろ広がったのではないでしょうか。

 次のプログラムは学生アンバサダーの蛯澤さんによる進学ガイダンスです。「学生生活編」と題した蛯澤さんの講演は、自己紹介からスタート。クイズ形式を織り交ぜて、明るいテンポで高校生の皆さんとのやり取りが進みました。自身の時間割をベースにした具体的な説明と、1年間の流れの中で様々な活動に参加する活動的な蛯澤さんのキャンパスライフから、郡山と日大工学部をより近い存在に感じられたことと思います。大学は自分から学ぶ場所、自由な学生生活をどうやって過ごすかはすべて自己責任、という言葉には身が引き締まる感じもありました。学修のことも生活全般のことも自分の言葉で語る様子は、本当に頼れるお兄さんのようでした。またいろいろ質問してみたくなりませんでしたか?

 引き続き施設見学へ向かいました。短時間でも効率よく多彩な研究に触れられるように、二つの班に分かれて3つの分野を回るローテーションを組んでみました。
「設計分野」は45号館の製図室を見学。4年生の学生から模型作成に使うおススメ道具の話など実際に役立つ情報を耳にしながらたくさんの学生制作模型に興味津々といった様子が見られました。

「構造分野」は16号館の建築構造実験室で地震の揺れに関する実験の見学。構造系の実験設備の迫力に圧倒されたかもしれません。

「材料分野」は47号館の建築材料実験室を見学。鉄筋コンクリート(RC)構造・材料研究室ではロハス材料として期待の高いコンクリートについて説明を受けました。こちらの説明は大学院生が担当。研究の内容をわかりやすく伝えてくれる様子は頼もしく、ちょっと憧れる感じでしたよね。1時間半弱の短い時間に盛りだくさんの見学になったと思います。

数々の施設や研究内容に触れ、頭も心もいっぱいになったのとは反対に、すっかり空腹を覚えるころ、楽しみにされていた学食体験です。通常の授業も行われていますので、ハットNEの学食では大学生たちに混じっての昼食時間となりました。ちょっと大学生になった気分を味わえたのでないでしょうか。

 会津工業高等学校1年生の皆さん、ご参加いただきありがとうございました。大学での学びや生活に触れたことで、将来を思い描く機会が増えることを期待しています。未来に向けて過ごす、これからの高校生活はさらに充実したものになるでしょう。またぜひこのキャンパスに足を運んでくださることを楽しみにお待ちしています。学園祭やオープンキャンパスでお会いしましょう!