2022.06.10

福島県立いわき総合高等学校の皆さん

 令和4年6月10日(金)、福島県立いわき総合高等学校1年生26名の皆さんが大学見学に訪れました。

 これまで、新型コロナウイルス感染症による影響で実施が難しかった来校型の大学見学ですが、本年度はしっかりと対策を講じることで開催が可能となって参りました。

 当日は広報委員会副委員長の杉浦 隆次准教授(機械工学科)の「工学部の概要について」の説明から始まりました。「ロハス工学」という言葉を初めて聞いた生徒さんも多かったかもしれませんが、工学部が進めるロハス工学をキーワードにした研究活動とSDGsの関わりについて知っていただくきっかけになったことでしょう。また、入学者選抜方式についての説明もあり、自分に合った選抜方式を選択できることなど、1年生のうちから現実的に自分の未来を思い描くことの重要性を感じているようでした。高校での学習にも新たな気持ちで取り組めることと思います。

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 引き続き機械工学科 井口 史匡 准教授による「SDGsと水素エネルギー」をテーマにした模擬講義が行われました。まず、太陽光や風力などの安定供給が難しい自然エネルギー発電の問題点について説明がありました。解決の鍵となるのが、環境にもやさしい「水素エネルギー」。井口准教授は、水素を使って電気を貯めておくことができる燃料電池の仕組みについて解説しました。実際に燃料電池を動かすデモンストレーションもあり、エネルギーが生活に身近なものだということがわかりました。持続可能な社会の実現をめざすロハス工学とSDGsについての理解もさらに深まり、大学での学びに一歩足を踏み込めたのではないでしょうか。

 その後場所を移動して、機械工学科のCADの授業が行われている様子を見学して頂きました。実際に大学生が学んでいる様子を見て、大学の雰囲気を実感する有意義な機会になったようです。

 参加されたいわき総合高等学校1年生の皆さん、「身近な課題を見つけ、解決策を探し、また新たな課題を発見していく」という課題探求活動に通じる大学での学びを感じてもらえたでしょうか。工学部では皆さんが様々な探求の種を見つけ、育てていくための「ロハス探究活動」プログラムも用意しています。興味のあることを探して、とことん探究していきましょう。また、お会いできる日を楽しみにしています!