写真を通した出会いを大切に人を喜ばせる写真を撮りたい

2013%e3%82%a2%e3%82%b5%e3%83%92%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9%e5%85%a5%e9%81%b8image002 この度、本学部写真部に所属する物質化学工学科(現生命応用化学科)4年の酒井克幸さんが、雑誌「アサヒカメラ」の投稿企画で見事入選を果たしました。「アサヒカメラ」はカメラ愛好家に最も親しまれている雑誌で、応募した作品「水との共演」は、「ファーストステップ部門」884作品の中から選ばれた22作品のうちの一つです。酒井さんに入選の喜びと写真に対する思いについてお話を聞きました。

 

―写真に興味を持ったのはいつ頃からですか。

2013%e3%82%a2%e3%82%b5%e3%83%92%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9%e5%85%a5%e9%81%b8image006 写真を撮り始めたのは、小学5年生の頃です。その一瞬を記録として残せるツールであるカメラに興味を持ったのがきっかけでした。中学にも高校にも写真部がなかったので、大学に進学したら絶対写真部に入ろうと決めていました。ようやく念願が叶ったわけです。写真部では、北桜祭と写真部独自の写真展への作品づくりが主な活動です。でも、普段から日常の何気ないシーンを撮るのが好きで、今までに何万枚も撮り溜めしてき2013%e3%82%a2%e3%82%b5%e3%83%92%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9%e5%85%a5%e9%81%b8image004ました。車の免許を取ってからは、いろいろなところにドライブに行って、風景だけでなく、そこで出会った人たちをカメラに収めています。気分転換にもなりますし、写真を通してさまざまな人との出会いを経験しながら、人生を深めていければいいなと思います。

 

―何か思い出に残る出会いはありましたか。

2013%e3%82%a2%e3%82%b5%e3%83%92%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9%e5%85%a5%e9%81%b8image008 一昨年、岩手県までドライブに行ったことがありました。車と自分のツーショットの写真が欲しくて、現地の方に撮ってもらったのです。当時、原発事故の影響で福島県民に対する風評被害が勃発していた頃でしたから、その方も福島県ナンバーの車に乗った私のことを気にするのではないかと思いました。でも、その方は「同じ東北人だから、お互い頑張ろう!」と励ましてくれたのです。とても嬉しかったですね。こうした出会いを体験できることが、写真を撮っていて一番魅力に感じるところです。

 

―今回入選した作品について、お話いただけますか。

2013%e3%82%a2%e3%82%b5%e3%83%92%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9%e5%85%a5%e9%81%b8image010 この作品は、2010年に高校の文化祭でウォーターボーイズを撮影させてもらった時のものです。プールサイドから望遠レンズで狙って撮りました。シャッタースピードが速かったから、噴水のような水しぶきを偶然写し止めることができました。昨年度の北桜祭に展示した作品でもありますが、4年間の最後の記念にコンテストに応募してみようと思ったのです。コンテスト用に身構えて撮ることはほとんどなかったので、今まで撮った写真の中で一番面白いものを選びました。「アサヒカメラ」の2月号誌上に入選者が発表され、見ると私がトライしたファーストステップ部門の応募数は884作品で、そのうち特選は6作品、入選は16作品でした。上位22作品に入ったというわけで、ただただ驚きました。3月号に掲載された入選作品の中に自分の作品もあり、ようやく実感が湧いてきた感じです。

 

―酒井さんにとって、写真とは何ですか。

2013%e3%82%a2%e3%82%b5%e3%83%92%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9%e5%85%a5%e9%81%b8image014 自分の中で写真は作品ではなく、記録と位置付けています。普段から研究室の仲間のスナップ写真を撮って、みんなに見せたりあげたりしています。それを見て笑ってくれたり、懐かしんでくれたり、“ありがとう”と言ってくれたりするのが、とても嬉しくて…。だから風景より人を撮ることの方が多いのかもしれません。写真を通して何かを感じてもらえたり、コミュニケーションできたらいいなと思います。
 これからも、いろいろな場所や人との出会いを大切に2013%e3%82%a2%e3%82%b5%e3%83%92%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9%e5%85%a5%e9%81%b8image012しながら、感じたままに撮り続けていきたい。人に喜んでもらえるような写真を撮りたいと思っています。

 

 

―ありがとうございました。今後の活躍を期待しています。