報告

藤原雅美教授等が日本金属学会論文賞受賞

この度、総合教育の藤原雅美教授と高木秀有専任講師等が発表した論文「押込み試験とモデリングによるベキ乗則材料の単軸クリープに関する構成式の予測」が、第61回日本金属学会論文賞を受賞することになりました。日本金属学会は?国内最大規模の会員数を誇る金属材料の理工学分野を対象とする学会です。この論文賞は、毎月発行される学会誌に掲載された年間約250篇(和文・英文)の論文の中から、審査員の投票により最も優秀な論文に対して授与されるものです。6つの研究部門から各1篇のみが選出されるもので、今回は力学特性部門で受賞されました。藤原教授等は2006年にも論文賞を受けており、2回目という快挙を成し遂げました。

高温でも強い構造材料を開発することを目的に、次世代マグネシウム合金の高温変形機構について研究を進める中で、通常ボールペンほどの大きさを要するところを米粒程度の大きさのサンプルで試験しても、全く同じ測定結果が得られることに成功しました。2000年に同教授が開発H25マイクロインデンター(特許取得)し、NUBICを通して国内TLO技術移転第一号となった押込み試験機(製品名:マイクロインデンター)を使った実験と計算機シミュレーションによって実証しました。少量の試験体から短時間に高精度な測定結果が得られる画期的な試験法として、国内外から高い評価を受けています。

藤原教授は、他大学や企業との共同研究を積極的に進めており、海外研究者とコラボレーションした論文が受賞したことを喜ぶともに、「後継者を育てること。学生たちが高度な研究に携わる中で、実力と自信を身につけ,社会に羽ばたいていけるよう指導していきたい」と研究と教育への意欲を語っています。

授賞式は、917日、日本金属学会2013年秋期講演大会で行われます。