表土を除去することにより、大幅に放射線量を軽減できることから、工学部では独自に平成24年1月19日から3月15日にかけて、日本大学工学部および東北高等学校の陸上競技場グラウンド、野球場、サッカー場、テニスコートの表土改善工事を実施しました。工事期間中は、併せて高圧洗浄を利用した除染作業も行い放射線量の軽減を図りました。
その結果、グラウンドの放射線量の数値が大幅に減少しました。
平成24年7月23日から9月15日までの期間には、前回実施しなかった工学部ゴルフ練習場、アーチェリー場ほか新設グラウンド等とその周辺の表土改善工事を実施。また、8月27日から10月5日には、70号館周辺のインターロッキングブロックの入れ替え作業を行い、さらに継続的に除染作業を行っています。これらの工事により、工学部キャンパス内の空間放射線量率の値は平成24年10月5日現在、下記の通り大幅に減少しています。
●正門0.29μSv/h ●70号館前0.15μSv/h ●70号館教室内0.05μSv/h
●ハットNE前(通路)0.26μSv/h ●ハットNE1階食堂0.08μSv/h ●グラウンド0.10μSv/h
●本館南側0.23μSv/h
国の基準では除染の対象外になり、体育の授業や屋外のクラブ活動にはまったく支障のないレベルとなっています。