産学官民連携で取り組む「竹筋コンクリート復活プロジェクト」カーボンニュートラル実現に貢献する活動として評価される
令和6年12月9日(月)、ホテル福島グリーンパレスにおいてふくしまカーボンニュートラル実現会議 令和6年度総会が開催され、日本大学工学部が企業と連携して運営する竹筋コンクリート協議会が「ふくしまゼロカーボンアワード2024」優良賞を受賞しました。
この賞は2050年度までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとすることを目指す「福島県2050年カーボンニュートラル」の実現に向け、福島県内においてモデル的な地球温暖化対策に率先して取り組んでいる事業所を表彰するものです。令和5年6月に設立された福島カーボンニュートラル実現会議は、現在219団体と5名の学識経験者によって構成され、オール福島で脱炭素、地球温暖化対策を進めるための推進母体となっています。
受賞した竹筋コンクリート協議会が進める「竹筋コンクリート復活プロジェクト」は、自然素材である竹材を鉄筋の代わりにコンクリート構造物の補強材として活用する竹筋コンクリートを復活させようというプロジェクト。土木工学科コンクリート工学研究室(子田康弘教授)と機械工学科サステナブルマテリアルデザイン研究室(杉浦隆次教授)が参画し、カーボンニュートラルをめざすとともに、「放置竹林対策」「新たな産業創出」などを展開させる循環型社会構築にも貢献するために産学官民が一丸となって取り組んでいます。
令和6年1月には「こおりやまSDGsアワード」も受賞し、今年度はテレビ番組に採り上げられるなど、さらに注目が集まっています。今後もますます社会実装への期待が高まるプロジェクトです。
★ふくしまゼロカーボンアワード2024の詳細はこちらから
★「竹筋コンクリート復活プロジェクト」これまでの活動の様子はこちらから
https://www.ce.nihon-u.ac.jp/newinfo/221223_publicexperiment/
https://www.ce.nihon-u.ac.jp/newinfo/231130project/
https://www.ce.nihon-u.ac.jp/newinfo/240124award/