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土木工学科の水環境を学ぶ研究室と地域住民が協働で古川池清掃活動を行いました

古川池の環境保全の一環として、学生たちも地域住民とともに清掃活動に取り組む

10月16日(土)、工学部の教員・学生と古川池愛護会による古川池の清掃活動「秋の陣」が行われました。23年ほど前から土木工学科の水環境について学ぶ研究室等の学生・教員が中心となり、古川池に流入する徳定川の清掃活動を行ってきました。2014年からはキャンパス周辺の4町内会で結成された古川池(徳定川)愛護会(会長:高橋晋也氏)を中心とする住民との協働で実施されるようになり、地域の恒例行事となりました。古川池の治水対策や環境整備実行に向けて活動を行っている同会と連携し、本年度、ロハス工学センタープロジェクト『古川池の持続可能な防災親水公園化プロジェクト(通称:ロハスの池プロジェクト)』も立ち上がりました。
現在、土木工学科の水環境システム研究室(指導教員:手塚公裕准教授)と環境生態工学研究室(指導教員:中野和典教授)で植生浮島による水質浄化能力の調査・実験を行っており、古川池の環境保全に向けた取り組みが本格始動しています。
清掃活動は5月に続き今年2回目で、4つの池のうち第3池と第4池には学生15名を含む、総勢35名が結集。環境生態工学研究室は第3池を、水環境システム研究室と環境水工学研究室(指導教員:梅田信准教授)は古川池第4池を担当してゴミの収集にあたりました。胴長を身にまとい戦闘モード全開で川に潜入する学生たち。ペットボトルや大型のゴミを拾い上げていきました。一昨年の秋には台風19号による水害、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で、しばらく清掃活動が中止となっていたこともあり、今年の清掃では大量のゴミが収集されています。







品川萬里郡山市長(左下の写真)も激励に訪れ、労いの言葉をかけてくださいました。また、工学部の実験フィールドとして古川池を活用することも奨励していただきました。これまで4回清掃活動に参加したという学生たち(右下の写真)は、「昨年はコロナ禍で、一昨年は台風で活動できなかったためゴミが増えていた。これからもっと古川池をきれいにしていきたい」、「地域の方と一緒に汗を流して気持ちが良かった。卒業後は別の地域でもこうした活動を広げていきたい」と意欲を見せていました。


ご参加いただいた皆様ありがとうございました。今後も取り組みの輪を広げていき、古川池の環境保全に努めてまいります。多くの学生、地域の皆様のご参加をお待ちしています。