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『ロハスの家群跡地再生プロジェクト』第3回ワークショップが開催されました

学生のアイデアも取り入れた建築案をもとに
具体的なロハス技術を実装していく

5月27日(木)同プロジェクトの第3回ワークショップが開催され、学生と教職員が3グループに分かれて、活発な意見交換がなされました。今回は同メンバーである建築学科の浦部智義教授より第一期工事のモデルプランが示され、それに対する意見交換、実装するロハス技術についてグループ討議を行いました。
モデルプランは、現在の樹木を残し、その中に、ボイラー室を取り囲むような壁面緑化を施したアール状のアプローチを配置し、デッキテラスからロハス広場を臨める施設となっています。 これをもとに、グループで討議し、学生、教職員から「ロハス工学」をキーワードに夢のある意見が多数提案されました。

最後に、各グループから出された案を学生に発表してもらいました。土木工学科・建築学科のAグループでは、ボイラー室のCO2活用やバイオマス発電といったロハス技術の実装から、FAB(ものづくり)ができる場、ロハスな行動につながる有効的な特典を設けるなどの意見が出されました。
機械工学科・電気電子工学科のBグループは、エネルギー、人、土の3つをテーマに、エアロバイク等を使った小さなエネルギーを組み合わせてできる発電、水耕栽培など植物を育てる場所の設置、そして新しい情報に触れられる掲示板の設置など、参加型で作り上げる施設、ロハスを学べる教育的な場にというアイデアが発表されました。
生命応用化学科・情報工学科のCグループは、アロマ効果や抗菌作用のある壁面、太陽光パネルと光ファイバーの活用、VR・ARで体験できるロハスライブラリーの設置、デジタルヘルスの活用などを提案しました。具体的なロハス技術実装のアイデアから、ロハスの家群跡地の理想の姿が徐々に見えてきたようです。今後、学生主体のワークショップを重ねながら、これらの意見を集約し、どのように実現可能か、さらに検討を重ねていく予定です。

参加した土木工学科の学生は、「模型ができたことで、より具体的に考えられるようになりました。私が提案した壁面緑化の発想が組み込まれていて、自分もプロジェクトに参加しているんだなと実感しました」と嬉しそうに話していました。現在、参加している学生たちだけでなく、様々な学生の意見や考えを反映していきたいと考えています。多くの学生の皆さんが参加してくれることを期待しています。