2017-03
これまで日本大学工学部は、(国研)産業技術総合研究所との教育研究協力に関する協定に基づいた連携を進めており、FREA (福島再生可能エネルギー研究所)の開所に伴い、更なる連携が進められてきました。現在、各教員による数件の共同研究やインターンシップ、セミナーの開催等の連携が行われている中で、より一層FREAと日本大学工学部の多方面における連携を深めるためのプラットフォームを構築することを目指して本プロジェクトを立ち上げました。
①全体シンポジウム(年1回の開催を予定)
共同研究の成果、連携可能なテーマの紹介、各種連携制度の紹介等のプレゼンテーションを行い、連携を深める。
②専門研究会(年4回程度の開催を予定)
個別の専門的な課題について、専門の研究者を中心にしたセミナーを行う。
③連携連絡(随時)
連携深化のための情報の周知や広報活動、また両機関の研究者の橋渡しに関する活動を行う。
④FREA研究者による大学院講義
ロハス工学Ⅱの講義の一部をFREAの研究者の方々にお願いし、国の研究所の視点からロハス工学についての講義を実施。
⑤風力発電装置を使用した研究
日本大学工学部設置の風力・太陽光ハイブリッド発電システム及び福島再生可能エネルギー研究所設置の風力発電装置を使用した研究の実施。
これらの体制づくりを行い、定期的な活動を定着させた後は、共同研究プロジェクトの提案や教育活動の実施も視野に入れた連携に発展させる。
推進体制:情報共有と連携促進チーム(各学科・チーム担当者が中心となる連携)
日本大学工学部/土木工学科・建築学科・機械工学科・電気電子工学科・生命応用化学科・情報工学科
FREA研究チーム/エネルギーネットワーク・水素キャリア・風力エネルギー・太陽光・地熱・地中熱
FREAと本学部が企画したFREA施設見学ツアー
産総研の研修員として研究に従事する学生
FREAと本学部教員との連携を図る
上記のほか、以下の活動を行った。
(1)産総研福島再生可能エネルギー研究所一般公開への出展計画(コロナ禍の影響により開催は中止)
(2)例年、FREAの方に生命応用化学科光エネルギー変換研究室において有機電池の最新の研究情報を紹介いただくセミナーを開催。令和2年度以降は、電話・メールでの意見交換を行っている。
(3)FREAとの連携について、学内教員に対して個別に紹介を行う。