この度、情報工学科 上田清志教授がIEEE Consumer Technology Society PresidentよりService Award(功労賞)を受賞しました。この賞は、IEEE 2024 International Conference on Consumer Erectronics – Taiwan(IEEE 2024 コンシューマ エレクトロニクス国際会議 – 台湾)における、Technical Program Chair(技術プログラム委員長)としての貢献に対する表彰です。(写真左)
上田教授はこの国際会議に先駆けて行われた、2024 6th international conference on computer communication and the internet(ICCCI)(2024 第6回コンピュータ通信とインターネットに関する国際会議(ICCCI))においてBest Presentation (最優秀発表賞)にも選ばれています。(写真右)
発表した題目「Automatic Test Cases Generation with Selection of Training Data for Various System Specifications」は高品質なソフトウェア開発のために、機械学習を用いて要求仕様からテストケースを自動生成する手法を検討したものです。生成したいテストケースの新規要求仕様書と類似した構造化要求仕様書を学習することで精度を向上させ、トピックモデル(LDA)を用いて要求仕様書をベクトル化し、新規要求仕様書ベクトルとコサイン類似度の高い構造化要求仕様書を学習データとして選択することで、約85%の精度が確認できました。
この手法によってより精度の高いテストケースを自動生成することが可能となり、今後のソフトウェア開発における品質向上に貢献するものとして期待されています。
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