大学生になった喜びをかみしめて― 
今、新しい道を切り拓いていく

 晴天に恵まれた平成23年5月6日(金)、工学部では、平成23年度日本大学入学式及び工学部開講式を挙行いたしました。震災後、キャンパスの施設・設備の点検・整備や建物内外の教育施設における空間放射線量測定を継続した結果、教育・研究活動に支障のないことを確認したことで、ほぼ1ヶ月遅れではありますが、ようやくこの日を迎えることができました。待ち遠しかったという1,300人余りの新入生たちは、少し緊張しながらも晴れやかな笑顔で参列。ご臨席いただいた多くのご父母に見守られる中、晴れの舞台に臨みました。
 開式にあたり、東日本大震災による犠牲者に一同で黙祷を捧げました。次に、酒井健夫日本大学総長による入学式告辞があり、「今日の激動の時代は、学祖山田顕義が活躍した明治維新に似ています。本学の教育理念である自主創造を体現し、時代の求める人材に育つとともに、充実した学生生活を送ることを期待します」と歓迎の言葉が贈られました。
 続いて式辞では、出村克宣工学部長が「皆さんには、復興と社会の発展に不可欠な教育・研究テーマ『ロハスの工学』をキーワードに掲げ、専門的な知識や技術を学んでほしいと思います。また、日本大学の校歌にある『日に日に新たに』を思い出し、夢の実現に向けて日々の努力を積み重ね、高い志を抱きながら禄を得るにふさわしい21世紀を担う技術者・研究者を目指して、自分の可能性を切り拓いていただきたいと思います」とお祝いの言葉を述べられました。
 そして、新入生による宣誓。代表として壇上に上がった建築学科の村上悠さんが、「宣誓、本日ここに選ばれて、光輝ある日本大学に入学し、この式典に参列することができましたのは、大きな感激であります。我々新入生一同は、日本大学の目的と使命を戴し、教育方針に従い学則を守り、学生としての本分を尽くすことを誓います」と声高らかに宣言しました。閉式後、村上さんは「代表なので気合が入りました。これからの日本を変えていくのは私たち。復興の力になれるような建築士を目指して頑張ります!」と抱負を語ってくれました。
 休憩をはさんで行われた出村工学部長による自校教育では、日本大学および工学部の歴史や教育理念などの紹介、災害時における教学戦略の説明を行うとともに、4年間どのように工学部で学んでいけばよいかを指導しました。
 次に、新入生歓迎行事として、サークル桜家一門YOSAKORI隊が魂のこもった演舞を披露、体育会應援團は、日本大学校歌を歌い「フレーフレー!!」と新入生に力強いエールを送りました。


 こうして開講式も無事終わると、新入生たちにとってはお楽しみの昼食タイムです。高校生のときにオープンキャンパスで食べた、から揚げ定食の味が忘れられなかったという電気電子工学科の新入生は、その味に舌鼓を打ちながら、「早く大学生活に慣れたいですね」(写真右)、「これから楽しみ!充実したキャンパスライフを送りたい」(写真左)、「サークルで仲間との交流を深めたい」(写真中)と笑顔を見せていました。

 昼食後、新入生は教科書や自転車などを購入したり、キャンパスを探索したり、自由な時間を過ごしていました。すると、徐々に大学生になった実感が湧いてきた様子。

 

 入学試験のとき知り合ってから仲良くなったという建築学科の女子学生3人は、東京・新潟・山形と出身地も違いますが、「大学生になれて嬉しいです!」(写真右)、「まだまだこれからって感じです!」(写真中)、「大学生活をエンジョイできればいいなと思っています!」(写真左)とすっかり打ち解けていたようでした。

 憩いの広場で歓談する男子学生のグループに、学びたいことや将来の目標などを聞いてみるとこんな声が返ってきました。 「近未来に役立つ素材を開発したいです(生命応用化学科・写真右上)」、「地震対策について学びたい(建築学科・写真上中)」「携帯電話の開発や電力関係に興味があります!(電気電子工学科・写真左上)」「節電や省エネのための新しい技術を見つけたい(電気電子工学科・写真下右)」「基礎からしっかり学んで社会に役立つ技術を身につけたい(土木工学科・写真下中)」「丈夫で安心できる原発設備を作りたいですね(機械工学科・写真下左)」。

 華やかな開講式で、大学生になった気分を満喫できたと話すのは、情報工学科の成田亮介さん。「これからの大学生活を頑張りたい!」と喜びをかみしめていました。

 

 

 開講式にご参加いただいたご父母の皆さまからも、いろいろな感想をいただきました。ありがとうございました。
 無事に開講式が行われてよかったです。情報工学科に入りましたので、専門知識や問題解決力などしっかり身につけてほしいですね。

 

 

 今日の日を迎えることができて、一安心といったところです。放射線量の測定など大学の対応についての説明もあり、安堵いたしました。自分の能力を精一杯引き出して頑張ってほしいと思っています。

 

 

 広くて緑もいっぱいできれいなキャンパスですね。これから一人暮らしになるので不安な面もありますが、学食も充実しているので安心しました。
 将来は地元のために貢献できるように頑張ってほしいですね。

 

 本人がやりたいと選んだ道なので、どこまでできるかわかりませんが、頑張ってもらえると期待しています。
 ご本人は「将来は地震や津波に強い家を建てられるような建築家になりたいです」と決意を新たにしていました。

 

 さまざまな思いや夢を抱いて工学部に入学した新入生の皆さん、大学生活はスタートしたばかりです。工学部での大学生活が実りある充実した4年間になるように、たくさんの仲間を作り切磋琢磨しながら、夢に向かって頑張ってください。