電気電子工学科

村上佳弥助教が日本透析医学会から令和2年度学会賞(木本賞)・奨励賞を受賞しました

電気電子工学科・助教の村上佳弥先生が日本透析学会から「令和2年度学会賞(木本賞)・奨励賞」を受賞されました。日本透析医学会は,学会員数17,000 名を超える本邦でも有数の大きな学会です。この賞は2019年1月から12月までに本会会員の国内外の学術雑誌に掲載された透析医学に関する優秀な基礎的ならびに臨床的研究の原著論文3編以内に対して与えられる日本透析医学会賞であり,著者所属施設以外の評議員2名からの推薦理由を添えて受賞されます。村上先生は慢性期の血液透析療法における透析頻度と一回あたりの治療時間がどの程度の治療効果をもたらすかについて,シミュレーションによる解析を行い,新たな治療指標を考案した論文の筆頭著者として高く評価され,見事に受賞されました(下図参照)。今後,慢性血液透析を中心とした血液浄化療法に関する学術の発展に大きく寄与することになるでしょう。
おめでとうございます!!

Squared frequency-Kt/V: a new index of hemodialysis adequacy-correlation with solute concentrations by computer simulation.
掲載論文:Renal Replacement Therapy. 2019;5:8
https://rrtjournal.biomedcentral.com/track/pdf/10.1186/s41100-019-0198-7.pdf