2021年2⽉6⽇(土)に,キャンパス内の5会場に分かれて令和2年度の卒業研究発表会が例年通り対面式で行われました。コロナ禍対策のため,卒研生とゼミ生に対して,日々の体温チェックと記録,当日入構時の本館における体温チェック,入構登録を徹底しました。また,当日体温が37.5度以上のほか,体調不良の学生は無理をせず自宅に待機するよう指示しました。一人で研究している場合は代理発表ができないことを恐れましたが,プログラム上スキップすることなく,この1年にわたって取り組んできた研究成果が全て滞りなく発表されました。
質問を含めて発表時間が1件当たり10分と短い中,自分たちが取り組んだ卒業研究の⽬的,実験方法,結果と考察を要領よくまとめ,緊張しながらも堂々と発表していました。発表後には仲間や教員から質問や意見がありました。四苦八苦しながら答える姿もありましたが,発表を通して,⾃分の考えや取り組みを伝える難しさと楽しさを体験する機会になった様子でした。所属研究室の教員や4年生の他,1年後を⾒据えてゼミ生も参加し,会場の雰囲気や普段聞く機会の少ない他研究室の研究内容を知る貴重な機会になっていました。
コロナ禍で研究室への入室が制限される中,卒業研究を通して,問題への取り組み方,考え方,さらには時間管理など,研究内容以外にも多くのことを学んだ1年だったと思います。今後,就職先や進学先の場で,さらによりすばらしいプレゼンテーション技術を身に付けてもらいたいと思います。