最後まで諦めない熱意と試験対策が成功の決め手

渡辺 伊久美さん
(2021年建築学科卒業)
福島県 福島工業高等学校出身
東日本旅客鉄道株式会社に就職
2021年4月入社
内定した(就職した)企業を選んだ理由を教えてください
私自身が震災を経験したため、生活の基盤となるインフラ業を志望していました。 内定先の企業は日本のインフラを支える中心企業であり、鉄道会社の中で最も建築職の社員が多く、鉄道業以外にも力を入れていることに魅力を感じました。実際の建築現場をまとめることはもちろん、建築職の中でもディベロッパーや設計・施工管理など様々な職種を経験できることも魅力だと思っています。
東日本旅客鉄道株式会社(採用情報)就職活動の成功の決め手や日本大学工学部の強みは何だと思いますか。
成功の決め手は早めに行動したこと、そして何より最後まで諦めない気持ちを持って取り組んだことです。
3年生の夏に応募した就職先のインターンシップは書類審査すら通らずに落選。しばらくの間は落ち込みましたが、その時の自分にできる準備を進めた結果、採用に繋がりました。企業の方に「絶対に受かりたい!」という熱意が伝わったのだと思います。
どこの会社を受けても必ずOB・OGの方がいらっしゃり、話を聞きやすい環境であることは日本大学ならではの強みだと感じました。
工学部の就職支援で活用したものは何ですか?
定期的に行われているSPI模擬試験や就職指導教員の先生によるエントリーシートの添削が特に役立ちました。
入社後の目標や将来の夢は何ですか?
利用してくださる方に「さすがJR!」と思っていただけるように、どんな仕事にも責任感を持って取り組んでいきたいです。
そして、将来的には自治体と協力して駅を中心とした災害に強い街づくりをし、災害時に避難所として利用可能な駅舎を建設することが夢です。駅舎が単なる列車使用の施設にとどまらず、多くの人の支えとなり記憶に残るものになってほしいと考えています。
日本大学工学部の建築学科を選んだ理由を教えてください。
中学生の頃から建築関係の仕事に就きたいと考えており、高校でも建築を学んできました。日本大学工学部に入学した理由は、高校の授業の一環として工学部の教授が講演に来てくださった時、その内容が難しくて全く理解できず悔しかったからです。この大学で学んで理解できるようになりたいと考えて選びました。
工学部でどんな学生生活を送っていましたか?
高校では学びきれなかった建築について深堀した知識や技術を身につけることができ、大学に進学して本当によかったと思っています。
専門授業では課題が多かった為、提出期限を厳守することを社会人になる前に身につけることができました。
また、アルバイトやボランティア活動にも積極的に参加し、大学内外で多くの人と関わる充実した時間を過ごしてきました。人として成長できた学生生活だと思います。
工学部での一番の思い出は何ですか?
これからも大切にしたいと思える友人に出会えたことです!
他にも研究室で過ごした時間がたいへん思い出深いです。興味のある研究に挑戦し、桜建賞にも選んでいただくことができました。頑張ってきてよかったと思います。関わってくださった全ての皆さん、ご指導してくださった先生方、本当にありがとうございました。