自動車部の愛車「ウーズレー4/44」の

旅立ちを祝う歓送会

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自動車部のシンボルとして56年間愛され続けてきた英国車『ウーズレー4/44』が、この度、石川県小松市の日本自動車博物館に寄贈されることになり、612()に歓送会が行われました。別れを惜しむかのような小雨模様の天気の中、自動車部OB会長の高橋潔氏をはじめとする卒業生や、出村克宣工学部長、藤原雅美自動車部長、佐藤光正校友会相談役、そして日本自動車博物館の前田智嗣館長など約50名の関係者が出席し、ウーズレーの旅立ちを祝いました。

青春をともに過ごした名車が最も輝ける場所へ

ウーズレーimage002『ウーズレー4/44』は昭和33年に当時の自動車部の部員らが資金を出し合い、NHK放送局(新潟市)から購入したものです。東北の大学対抗ラリーレース等で活躍したり、東北一周の卒業旅行時の足になるなど、青春をともに過ごし夢と希望を与えながら、学生たちの豊かな感性を育む支柱となってきました。学生たちと同様、「エンジニアの魂」が宿っていたウーズレー。しかし、残念ながら車歳を重ねた現在では部品供給が難しく、ガレージに埋もれたままの状況になっていました。そんな姿を嘆く自動車部の卒業生や現役生、校友会の関係者などが思案を巡らせた結果、ウーズレーが最も輝ける居場所を見つけたのです。それが、今回寄贈先となった日本最大級の『日本自動車博物館』(石川県小松市)でした。ここには、著名な高級車やスポーツカーだけでなく、日本ではこの博物館でしか見られない極めて希少な外国車など、約500台の名車が展示されています。

 とんとん拍子に寄贈される日が決まり、お別れのセレモニーとして自動車部OB会主催による歓送会を執り行うことになり、報道関係各社も取材に訪れました。司会を務めるのは、寄贈プロジェクトの中心となった自動車部OBの石川和男氏。歓送会開催にあたり、ご挨拶された高橋OB会長は、寄贈を快く承諾してくださった前田館長に「『ウーズレー4/44 』にとって、この上ない居場所を与えていただき、深く感謝いたします」と御礼の言葉を述べられました。出村工学部長も「これから長きにわたり管理をお願いしたい」とウーズレーの未来を託すと、藤原自動車部長は「博物館に足を運び、ぜひ再会したい」と思いを伝えました。それらの言葉を受け止めた前田館長は、「この車に携わった多くの人たちの思いが詰まった名車を展示できて、大変嬉しく思います。その思いを大事にしていきたい」と語られました。

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最後の勇姿を胸に刻んで

 ウーズレーを囲み記念撮影を行った後、エールとして應援團の掛け声に乗せて、参列者全員で「校歌」や「エンジニアの歌」を歌いました。その歌声に元気づけられたウーズレーは、参列者を乗せて本館前から正門間を幾度となく往復しながら、最後の『勇姿』を披露しました。エンジン音を吹かし絶好調のコンディションで走行するウーズレーに、ハンドルを握るOBたちも感無量の様子。ウーズレーもまた、工学部キャンパスを感慨深げに走っているようでした。佐藤相談役は、そんなウーズレーの言葉を代弁しました。「長い間お世話になり、ありがとうございました」と。

快調な走りでラストランを終えたウーズレー。いよいよエンジンキーが高橋OB会長から前田館長へと寄贈され、お別れの時が近づいてきました。積車にゆっくりと車載されていく姿を名残り惜しそうに見守る参列者たち。最後にウーズレーの旅立ちを拍手喝采で見送ったのでした。

今後は、世界の名車たちとともに日本自動車博物館という素晴らしいステージに立つウーズレー。自動車部OBの方々のみならず、その晴れ姿をぜひ見に、足を運んでほしいと思います。

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