土木工学科1年生チームが見事、決勝大会進出!!

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 土木工学科1年生の島野孝則さん(写真左)、浅野和香奈さん(写真中央)、清野貴大さん(写真右)は、課外講座「次世代ロハス工学講座」(指導教員:岩城一郎教授)を受講する中で、福島県平田村での道路づくり事業に参加しました。今回、優秀賞に輝いた「道を身近(ミチか)に」は、これまでの成果として発表したものです。道づくり事業とはどのようなものだったのか、受賞の喜びと今後の抱負とともに3人にお話を聞きました。

 

―優秀賞おめでとうございます。この大会に出場した経緯についてお話いただけますか。

浅野さん:私たちは元々インフラ整備に興味があったのですが、大学の授業の社会環境デザイン入門Ⅰでインフラ整備の現状を知り、さらに関心が高まりました。そんな時、岩城先生の平田村での道づくりの取り組みを知り、Civil Engineering(市民のための工学)の原点を学び今後の学習に活かしたいと思い、活動に参加しようと思ったのです。

2012%e7%a4%be%e4%bc%9a%e4%ba%ba%e5%9f%ba%e7%a4%8e%e5%8a%9b%e8%82%b2%e6%88%90%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%aaimage004清野さん:この道づくり事業は、自治体が住民グループに生コンクリートなどの資材を提供し、それを使って住民がボランティアで作業するというものです。しかし、平田村は高齢化が進んでいて、若い力を必要としていました。そこで私たち土木工学科の学生が、学習も兼ねてボランティアに参加することになったのです。

島野さん:その活動について、次世代ロハス工学講座の中で成果発表することになりました。さまざまな学習の成果を発表した6つのグループのうち、道づくり事業に参加した私たちのグループのプレゼンテーションが最も高く評価されました。それで、代表として大会に出場することになったのです。

 

―成果発表の内容について詳しくお聞かせください。

浅野さん:6月の道づくり事業には土木工学科の学生18人が参加し、地域の人たちと一緒に舗装工事を行いましたが、私たちは見学することが多く、あまり作業に参加できなかったのです。岩城先生からアドバイスをいただき、夏休みに3人でインフラ整備の現状や道普請について調べたり、作業方法についても復習したりしました。

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清野さん:土木工学の原点に帰るという意味でも、市民の望むインフラを市民とともに造ることが、地域の活力向上や復興への足がかりになると考えました。私たちもこのプロジェクトに参加したことで、道づくりに対しての知識を深めることができ、道を通して人との関わりの大切さを学びました。

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浅野さん:活動に対して住民の方の意見を伺うことができたのも良かったです。人生の先輩として糧になるお話も聞かせていただき、大変充実した交流の場になりました。協働作業を通して、一つの物を作り上げる大切さや感動を体験し、道への愛着も芽生えたことは、これから土木工学を学ぶ上で大きな財産になったと思います。

清野さん:これらの活動内容、得られた成果、私たちの考えを盛り込みながら「インフラの現状⇒取り組み⇒課題⇒将来像」にまとめて発表しました。

 

―社会基礎力育成グランプリとはどのような大会ですか。

浅野さん:“考える力”“前に踏み出す力”“チームで働く力”“大学の専門知識と一般教養”の4つが求められ、4つを総合して最も成長できたチームはどこかを競う大会です。北海道・東北地区は11大学が参加していましたが、1年生チームは私たちだけで、他大学は3・4年生の先輩方でした。

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清野さん:プレゼンテーションは10分間。時間内に伝えたいことをどのように訴求するかということが難しかったです。土木の専門分野のことを何も知らない人たちに、いかにわかりやすく伝えるか、身近に感じてもらえるようにするか、とても勉強になりました。

島野さん:同世代の人がどんなことに取り組んでいるのか知ることもできて良かったです。

浅野さん:良いところを取り入れて、決勝大会に活かしていきたいと思います。

 

―この道づくり事業や大会を通してどんなことを学びましたか。

清野さん:いろいろな目線で多角的に見る力が必要だということを学びました。

島野さん:自分一人でも“前に踏み出す力”が身についたような気がします。大学時代にしかできないことにどんどん挑戦していきたいです。

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―決勝大会、頑張ってください。また、さまざまな分野で活躍されることを期待しています。