必然のジャイアント・キリング!格上を破る大金星で賜杯を手にする

 工学部体育会に所属する硬式庭球部が、8月18日(日)に行われた東北地区大学体育大会団体戦で、見事優勝を果たしました。現在、東北地区3部リーグに在籍し、2部リーグ昇格を目指している硬式庭球部。決勝の相手は、長年1部リーグの王座に君臨する東北大学でした。“帝王”の勝利を疑う人は一人もいなかったに違いありません。しかし、「全員優勝しか見ていなかった」と強気で臨んだ部員たち。昨年ベスト4まで勝ち上がった実力がフロックではないと確信していたのです。
 シード校のため2回戦から登場し、初戦は同じ3部リーグの富士大学に勝ち、準決勝では2部リーグの秋田大学を破って決勝まで駒を進めました。試合はダブルス3試合、シングル6試合を行い、5勝した方が優勝となります。先に行われたダブルスは1勝2敗と負け越したものの、シングルは3勝2敗と追い上げ、4勝4敗のイーブンに持ち込み最終戦に望みを繋ぎました。この雌雄を決する場面を任されたのは、4年生のキャプテン熊谷慎さん。互いに1セットずつ取って迎えた最終第3セットは、タイブレークに縺れ込む大接戦となりました。応援にも思わず力が入ります。押されながらも粘り強く繋いで繋いで、諦めないプレーを続けた熊谷さん。最後は相手の心を打ち砕き、見事に勝利をもぎ取りました。その結果、優勝したのは我が硬式庭球部。下位のチームが次々と格上の競合校を破る下克上を果たし、王者から大金星をあげて頂点まで上りつめたのです。まさに“ジャイアント・キリング”。優勝を目指していたとはいえ、まさか本当に優勝するとは思ってもみなかった部員たちも驚きを隠せず、歓喜に湧き返りました。
 勝ちたいという気持ちの強さが、一番の勝因だったかもしれません。しかし、顧問の奥山克彦教授(写真右)は「凄いことをやってのけた!」と大いに喜びながらも、「この優勝は副産物に過ぎない」と話しています。自身も福島県内でNo.1になった経歴を持つ実力者で、部員たちの指導にあたっています。優勝できるだけの技術力がついたことは間違いありませんが、硬式庭球部にはもっと大きな目標があるのです。そんな硬式庭球部について、3年生の現キャプテン大塚智貴さん(写真左)に詳しく紹介していただきました。 

究極の目標は全国制覇。まずは東北1部リーグの王座1位を目指します!

 私たち硬式庭球部は4年生を含めて部員26名のサークルです。初心者もいれば、軟式から転向して始めた人もいます。通常週4日、試合前には週5日、放課後を使って練習しています。先輩後輩の上下関係はありますが、みんな仲が良く、いざという時の結束力は硬式庭球部の魅力の一つです。また、サークル活動のみならず、勉強も全力で頑張るところが、自慢できる点でもあります。昨年4部から3部に昇格したばかりですが、卒業した先輩方からの叱咤激励にも応えるべく、2部昇格、さらには1部に昇格して王座1位の座に就くことを目標に、日々練習に励んでいます。学年に関係なく実力を重視する強いチームづくりによって、部員たちの士気が高まり、試合でも結果を残せるようになってきました。本年度、東北学生テニス春季トーナメント大会男子単で3位なった2年生の馬崎稜也くんがインカレ出場を果たしました。確実に個々の技術が向上していると思います。夏休み明け早々に行われた令和元年度東北地区王座3部リーグの試合では、3戦全勝し2部リーグの入れ替え戦出場の権利を得ました。2部昇格はもうそこまで来ています。究極の目標は全国制覇。そのために、もっともっと練習してレベルアップを図り、みんなでこの夢をかなえたいと思います。