レベルの高いアイディアで新たなエネルギー利用の可能性が拡がる

 10月21日(土)、工学部キャンパス70号館にて、「第10回新☆エネルギーコンテスト」が開催されました。このコンテストは、日本機械学会技術と社会部門が協力するイベントで、大学・高専の学生を対象に、エネルギー自立・自然共生型住環境の実現に不可欠な、太陽、風力、地熱、木質系バイオマスなどに代表される新☆エネルギーの有効な利用方法(冷凍、空調、給湯、調理など)の斬新なアイディアを競うものです。工学部キャンパスでの開催は6回連続となり、ポスター部門に19件(うち2件は福島県立福島工業高校および山形県立村山産業高校)、展示・実演部門に3件、計22件の応募がありました。両部門ともショートプレゼンテーションが行われ、熱のこもったプレゼン合戦も繰り広げられました。
 本年度のコンテストでは、4企業(神奈川県内企業:2社、東京都内企業:1社、岩手県内企業1社)、1団体(郡山テクノポリス地域戦略的アライアンス形成会議)から11の贈賞が行われ、各企業および団体の代表者による厳正なる審査の結果、ポスター部門からは8件、展示・実演部門からは3件の発表が受賞となりました。工学部からは機械工学科の学生が挑戦し、独創的でユニークなアイディアを披露してくれました。

 

ポスター部門

★アド・ソアー賞:
「圧電素子を用いたバッテリー内蔵シューズ」
佐藤 颯さん(機械工学科4年・サステナブルエネルギー研究室)
佐藤 颯さん(機械工学科4年・同研究室)

★三菱重工冷熱賞
「人力ロボティクスに基づく人と環境の持続可能性を考慮した搭乗型移動ロボットに関する研究」
渡邉 麻友美さん(機械工学専攻2年・サステナブルデザインシステムズ研究室)

★三菱重工冷熱賞
「コイルによる電磁誘導を用いたマイクロ水力発電」
金井 崇博さん(機械工学科4年・計測・診断システム研究室)
檜山 卓斗さん(機械工学科4年・同研究室)

★サンポット賞
「ロハスのライブ・ハウス」
臼井 健人さん(機械工学科2年)

★郡山テクノポリス地域戦略的アライアンス形成会議賞
「太陽エネルギーを利用したポータブル大気造水機の開発」
須田 健斗さん(機械工学科4年・設計研究室)
青塚 慧 さん(機械工学科卒業生・JR東日本ビルテック㈱)
高倉 鋭 さん(機械工学科卒業生)

★郡山テクノポリス地域戦略的アライアンス形成会議賞
「圧電素子を用いた養殖網の変形による発電システム」
三沼 卓也さん(機械工学専攻2年・サステナブルエネルギー研究室)

 

展示部門

三菱重工冷熱賞
「放射冷却現象を利用したポータブル非電化冷蔵庫」
吉田 拓 さん(機械工学科4年・材料工学研究室)
安生 基幹さん(機械工学科4年・同研究室)
藤村 研介さん(機械工学科4年・同研究室)

 

アド・ソアー賞
「水中風車ハウス」」
清水 和輝さん(機械工学科4年・サステナブルエネルギー研究室)
角田 翔平さん(機械工学科4年・同研究室)

 

 2年生で受賞した臼井さん(写真左)は、「まさか選ばれると思わなかったので、とても嬉しいです。初めてのプレゼンテーションでしたが、しっかり考えを伝えることができました。この経験を今後に活かしていきたいです」と抱負を語っていました。修士論文のテーマを発表した渡邉さん(写真右)は、「受賞できたのは、設計の段階からアドバイスやご指導いただいた遠藤央先生のおかげです。福島県内のロボットシステム系の会社に内定したので、地元に貢献できるよう頑張ります」と決意を新たにしていました。

 この日は、日本機械学会東北支部特別講演会も行われており、東北大学の中田俊彦教授による「持続可能なエネルギーシステムの統合デザイン」の講演も聴くことができ、様々な角度からエネルギーについて考える有意義な機会となりました。

 来年も斬新で、新たな可能性につながる、“新・エネルギー”のアイディアが生まれることを期待しています。