観光PRの仕事を通して、豊かな人間性を身につけたい

 この度、電気電子工学科4年の室野井優希さんが、二本松市の『第63回二本松の菊人形』を全国にPRする『菊むすめ』に選ばれました。菊むすめは、福島県内在住18歳以上の女性が対象で、毎年審査会を経て3名程度が選出されています。10月から11月に二本松市の県立霞ヶ城公園で開催される菊の祭典『二本松の菊人形』や市内の観光、産品を全国にPRするとともに、菊人形開催期間中は案内役も務めます。今年の審査会は5月28日(日)に行われ、応募した10人のうち4人が『菊むすめ』の栄冠に輝きました。室野井さんは二本松市に隣接する本宮市に住んでおり、幼い頃から二本松市に親しみを持っていました。
 室野井さんに喜びの声とともに、今後の抱負や意気込みについてお話を聞きました。

 

―『菊むすめ』選出、おめでとうございます。感想をお聞かせください。

 ありがとうございます。選ばれた時は本当に驚きましたが、選んでいただいて大変光栄に思います。入賞者発表の最後の4人目に呼ばれたのですが、3人目が私の前の方だったので、呼ばれる前に自分だとわかりドキドキしました。表彰式では、菊むすめのタスキや選任書、トロフィーが渡されて、早速、新聞社の取材や写真撮影があり、自分が菊むすめになったことを実感して、とても嬉しかったです。

 

―なぜ『菊むすめ』に応募されたのですか。

 実は、指導教員の渡邊博之先生と研究室の仲間と一緒に安達太良山に登山した時、現地で『ミスあだたらコンテスト』が開催されていて、みんなに勧められて出てみたのです。その時は入賞止まりだったのですが、『菊むすめ』も応募しているとの情報を聞きました。家に帰ってから『ミスあだたらコンテスト』で入賞したことを家族に話したら、祖母もミス本宮になったことがあるという話を初めて聞きました。「何事も経験だからやってみたら」と家族も後押ししてくれたので、『菊むすめ』に応募してみようと決意しました。でも、選考会の後すぐに電話で菊むすめに選ばれたことを家族に知らせたのですが、全く信じてもらえなくて(笑)。帰宅して、『菊むすめ』と書かれたタスキを見せたら、ビックリ仰天していました。その後、新聞に掲載されたのを見て、近所の方がやってきたり電話が掛ってきたり、家族だけでなく周りの方も喜んでくれたのは嬉しかったですね。みんなに応援されているのを感じて、より一層やる気になりました。

 

―どんなところが選ばれた決め手だと思われますか。

二本松市公式Facebookより

 『ミスあだたらコンテスト』の時の私を覚えていた方からアドバイスをいただいたので、それが功を奏したのかもしれません。一人ひとり審査会場に呼ばれてステージ上で自己紹介と自己PRをしたのですが、私が最後でした。思ったより緊張しなかったですね。私の前に審査された方は菊人形の歴史とかを聞かれていて、張り詰めた空気が漂っていましたが、私の時は服装のことや趣味について聞かれました。好きな相撲の話をしたら、審査員の方も笑ってくれて終始和やかな雰囲気でしたよ。また、二本松は菊人形の他にも提灯祭りなどのイベントや温泉も有名ですが、温泉巡りも私の趣味の一つだったので、それもアピールしました。安達太良山の登山の話も盛り込みながら、二本松の観光スポットとのゆかりを印象付けました。そして、“笑顔”で答えるように心掛けました。その結果、好感を持っていただけたのかなと思います。           

 

―菊むすめはどんなことをするのですか。

 菊人形や市内観光のPRが主な業務になります。仙台や東京など県外に行くこともあるようです。その他、岳温泉の盆踊り大会などのイベントに参加したり、いろいろなPR活動があります。菊人形開催期間には、会場での歓迎業務も行います。勉強会も数回実施され、立ち居振る舞いを指導していただいたり、観光大使の講演を聴いたり、様々な体験ができるので、とても楽しみです。

 

―今後の抱負についてお聞かせください。

二本松市公式Facebookより

 人前で話すのはあまり得意ではありませんが、初めてお会いする人が多くなりますので、礼儀作法をしっかり身につけてコミュニケーション力を高めていきたいです。社会人になる前にこうした経験ができるのは大変貴重なので、これを糧にして豊かな人間性を身につけられたらと思います。ワクワクもしていますが、不安な面もあります。でも、他の菊むすめの方たちも同年代なので、いろいろ相談しながら交流も深めていきたいですね。一人でも多くの人に、菊人形や二本松の良さを知っていただけるよう、しっかりPRしていきたいと思います。

                      

 

―ありがとうございました。今後の活躍を期待しています。