写真を通して、モノづくりの楽しさ、表現する面白さを味わう

 この度、学術文化サークル連合会に所属する写真部が、カメラ・写真の専門誌『アサヒカメラ』8月号(朝日新聞出版)で紹介されました。この雑誌は、1926年に創刊した歴史のある雑誌で、写真の紹介やカメラ機材・撮影技術の情報などが掲載され、アマチュアから専門家まで写真に関心のある幅広い層に愛読されています。今回、写真関係のクラブを紹介するページに写真部が掲載されることになったのは、当部技術顧問の中村邦夫先生が本誌に取り上げられたことがきっかけでした。山岳会など社会人のクラブが紹介されることが多く、大学のサークルが掲載されるのは滅多にないことです。写真部部長の天本亘さんに雑誌で紹介された感想やサークルの日頃の活動について語っていただきました。

幅広い活動の中で、写真・カメラの技術を身につけられる

 写真部は66年の歴史があり、工学部の中でも伝統を誇っているサークルの一つ。フィルムやデジタルを問わず、写真やカメラについての知識を学び、写真展などを通して個々の作品を発表しています。和気あいあいとしていて自由度も高く、多趣味な人が多く集まっていますが、技術顧問がついているので、他の写真部よりも専門的な知識も身につけられるのは大きなメリットだと思います。福島県写真連盟の行事に参加している大学写真部も、県内では当部だけです。また、当部では、引き伸ばし機を4台完備し、全紙まで引き伸ばすことが出来る暗室を完備し、フィルム写真の現像・焼き付けを行っています。6月と1月には技術顧問としてご指導いただいている中村先生に講習会を開いていただくので、モノクロの本格的な技術を身につけることができます。

 入部した1年生のために、5月には学内での撮影会を実施したり、花見や紅葉狩りなどのイベントを通して、季節の風景を撮影しながらカメラの使い方や撮影技術を伝授しています。その年によって場所は変わりますが、夏休みには撮影旅行を兼ねた合宿を行い、親睦を深めつつ、技術の向上を図っています。小さい写真から始まり、だんだん大きな写真の作品を仕上げていき、集大成として全紙の作品を2月に行う学外写真展で披露します。今年行われた写真展には品川萬里郡山市長が立ち寄ってくださり、『ビッグアイ』という作品を大変気に入っていただいたので、寄贈させていただきました。現在、郡山駅前のビッグアイ6階市民プラザに飾られていますので、機会があればご覧いただけると嬉しいです。
 学外写真展とともに、大々的な発表の場となるのが10月の北桜祭での写真展です。今年は『営為』というテーマのもと、作品づくりをしてきました。写真の幅をいい意味で狭め、普段取らない写真を撮ってほしいと思っていましたが、“BUSINESS”とも“LIFE”とも受け取れるような、結局は自由な作品が完成したようです。その他、暗室で一枚一枚焼き上げ、板へ貼るところまでこだわった『モノクロ水張り写真』など、それぞれが持つ独自の視点で表現された52点の作品を展示し、多くの方にご覧いただきました。展示部門の人気投票でも2位に推していただき、ありがとうございました。

写真部の歴史に刻まれる貴重な財産

 また、今年は、カメラ・写真の専門誌『アサヒカメラ』8月号の見開き2頁で写真部の紹介記事が掲載されたことは、部としても大きなトピックでした。技術顧問の中村先生が本誌に取り上げられたことがきっかけで、私たちにも出版社の方からお話いただいた次第です。出版社の方とメールや電話で何度もやり取りしながら、最終的に記事が出来上がるまで約3か月掛ったこともあり、掲載された時は、「やっと載ったか」という気持ちでした。なかなか現実味がなかったのですが、卒業生の方々から「読んだよ!」と言われ、その反響の大きさから、ようやく実感も湧いてきました。部としても大変貴重な財産になりました。
 その他、ワークショップを開いたり、サークルとして郡山市総合美術展に応募するなど、幅広く活動しています。カメラや三脚などの貸出を行っているので、今まで写真に触れてこなかった人も気軽に始められる環境が整っています。またデジタル印刷やモノクロ現像設備なども充実しているから、今後もカメラを触っていたい人にとっても、満足のいく活動ができると思います。いつでも入部できますので、私たちと一緒に、写真を通してモノづくりの楽しさ、表現する面白さを味わってみませんか。

 2月10日(水)から14日(日)まで、郡山駅前ビッグアイ6階にて写真展を開催します。入場無料ですので、写真に興味のある方はぜひ、気軽にお立ち寄りください。部員一同、お待ちしています。