工学研究所

工学研究所長のご挨拶

概要

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工学研究所長 出村 克宣

日本大学工学部工学研究所は、昭和48年に、工学に関する学術・技術の研究を行うことを目的に設立されました。これらの目的を達成するために、工学研究所では以下の事業を行っています。

  1. 各専門分野における研究及び調査等
  2. 学術研究助成金等に基づく研究プロジェクトの実施
  3. 所員が個別に行う研究への助成
  4. 委託研究及び共同研究の実施
  5. 紀要、機関誌等その他必要な出版物の刊行
  6. 発表会、研究会、講演会、シンポジウム等の開催
  7. 研究生、研究員等の受入れ
  8. その他研究所の目的達成に必要な事業

日本大学本部においては、研究の活性化を目的として、平成11年より研究委員会が創立されました。それに伴い、各学部にも研究委員会が設置され、研究戦略、研究計画等が本格的に議論され、実行されてきました。工学部においても、平成11年より、工学部に設置された研究委員会を中心として、工学部の研究基盤の拡充を図り、平成13年には文部科学省のハイテクリサーチセンター整備事業として、次世代工学技術研究センターが、翌平成14年には文部科学省の学術フロンティア推進事業として、環境保全共生・共同研究センターが、それぞれ設立されました。また、平成18年には、工学部キャンパス内に郡山地域テクノポリス推進機構の管理による、ものづくりインキュベーションセンターが設立され、地域のベンチャー企業の育成を図ってました。

現在は、今後の工学部の研究ビジョンを確立するため、研究委員会を中心として、「ロハス」をキーワードとした研究計画の策定を行っています。工学部の研究の更なる充実、発展に向けて、皆様の御支援をよろしくお願い致します。

工学研究所長 出村 克宣 略歴(プロフィール)

日本大学大学院工学研究科博士後期課程建築学専攻修了。工学博士。1982年4月に日本大学助手となり、専任講師、助教授を経て、2000年4月同教授となる。2008年4月より工学部長。専門は建築材料学・コンクリート工学。
所属学会
日本材料学会、日本コンクリート工学会、日本建築学会など
受賞歴
平成21年度日本コンクリート工学協会賞(功労賞)など

研究方針

地球温暖化による気候変動、化石燃料の枯渇化の到来といった背景により、私たちの暮らしを支える環境、エネルギーが危機的状況に陥りつつあります。こうした地球的課題への配慮には、社会生活の根幹からの見直しが必要となり、環境と共存しながら健康で持続可能な社会を志向する生活様式(LOHAS:Lifestyles Of Health And Sustainability、ロハス)が注目されています。

日本大学工学部では、いち早くこの概念を学部の教育・研究方針に取り込み、「ロハスな工学部」、「ロハスの工学」をキーワードに、様々な教育・研究・広報戦略活動を展開してきました。これを受けて工学研究所では、「学生のため」、「地域のため」、「郡山からの知の発信」をスローガンに掲げ、学生が情熱を持って研究に取り組み、誇りを持って社会に巣立つこと、地域の産業・行政・市民と連携し成果を生み、これを地域社会に還元することにより地域の活力向上につなげること、郡山の地から、国内・国外に誇れる独創的かつ実用的な成果を発信し続けることを目標に研究を展開しています。

こうした目標の実現のため、工学研究所内に次世代医療機器開発とバイオメディカル工学に関する研究拠点(次世代工学技術研究センター)と、中山間地及び地方都市における社会と環境の保全と防災、およびその情報通信技術に関する研究拠点(環境保全共生・共同研究センター)を設立し、「ロハスの工学」の確立を目指した研究を推進しています。さらに平成19年度からは、新たにエネルギー自立型ハウスすなわち「ロハスの家」の研究にも着手しています。「ロハスの家」は風力・太陽光・地中熱を活用して冷暖房や照明を賄い、また、高断熱建材・高気密構造などの建築の先端技術を駆使することで、“入力電線のない”画期的な住環境を目指すものです。

日本大学工学部ではこれまで、これら3つの研究施設を駆使し、独創的かつ国内外から高い評価を受けた研究成果を生み出してきました。今後は、これらの施設および研究者の分野横断的な連携・融合を図るとともに、産学官民の連携を強化することで、ロハスな人間社会・地域社会の実現を目指し、「ロハスの工学」の一大研究拠点として、学生と共に、地域と共に、郡山の地から、知の発信を続けていく所存です。

01.ロハスの工学とは

ロハス(Lifestyles of Health and Sustainability:健康で持続可能な生活スタイル)を実現するための工学であり、震災、原発災害と風評被害から、自立した復興を実現するために必要となる工学である。

「心身ともに健康な人」家族が暮らす「エネルギー自立と自然共生の家」、 その集合体である「活力ある地域社会」、 これらを支える「安全・安心なインフラ」、 およびその周囲の「美しい自然・豊かな環境」の実現とこれらの融合を目指し、 「ハード・ソフト・システム技術」の確立と体系化を図るものである。

02.ロハスの工学のこれまで

●1999年 小野沢元久名誉教授(前工学部長)が「ロハスの工学」を工学部の教育・研究の基本方針とする。
●2002年 次世代工学技術研究センター設置。尾股定夫教授が中心となり、人々の健康に貢献するバイオメディカル工学の研究拠点を形成。
出村克宣現工学部長が省エネ型雨水の再資源化システムを備えた「心静緑感広場」を整備。
●2003年 キャンパス内に出力40kWの大型風力発電装置を導入。
環境保全・共生共同研究センター設置。長林久夫教授らが中心となり持続可能な「循環型環境共生社会の創生」を目指した研究拠点を形成。
●2006年 省エネ型雨水の再資源化システム」を70号館教室棟に導入。
●2008年 加藤康司教授を中心に「ロハスの家研究プロジェクト」が本格的に始動。
●2009年 ロハスの家1号」を設置。
●2010年 ロハスの家2号」を設置。
佐藤晴夫教授・平山和雄教授を中心とした「自然・循環型バイオガスステー ション事業」により、キャンパス内にメタン発酵装置を設置。
●2011年 東日本大震災
ロハスの家3号および浅部地中熱センター」を設置。
●2012年 ふるさと創生支援センター」を設置。
ロハスの工学 研究プロジェクト(中村晋教授ほか)が私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に採択。
浅部地中熱利用システムの開発が地域イノベーション戦略支援プログラムに採択。

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03.ロハスの工学の研究領域

国が提唱する「ライフイノベーション」と「グリーンイノベーション」を包含し連繋する「ロハスイノベーション」を目指すものである。

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04.ロハスの工学の研究テーマ

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05.サステナブル“ふくしま”実現に向けたロードマップ

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組織構成

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刊行物

「日本大学工学部紀要」は、本学部専任教職員およびこれに準ずる非常勤講師の研究論文を掲載しています。年2回(9月・3月)発行で、一般の方にも頒布しています。

イベント

■産・学・官連携フォーラム

産・学・官連携フォーラム地域社会や地域産業の活性化をめざし、工学研究所が主催している「産・学・官連携フォーラム」。毎年さまざまなテーマを設け、講演やパネルディスカッションなどを行っています。また、地域企業や行政機関、大学との友好を深め、さらに発展的な連携を図ることをめざしています。

■市民公開『ロハスの工学シンポジウム』

ロハスの工学シンポジウム東日本大震災と原発事故からの復興を目指し、2012年3月から毎年、市民公開シンポジウムとして「ロハスの工学シンポジウム」を開催しています。シンポジウムを通して、“健康で持続可能な社会”の実現させるためにどうすればよいのかを、市民とともに考えます。
●市民公開第1回「ロハスの工学シンポジウム」
●市民公開第2回「ロハスの工学シンポジウム」
●市民公開第3回「ロハスの工学シンポジウム」
●市民公開第4回「ロハスの工学シンポジウム」
●市民公開第5回「ロハスの工学シンポジウム」

●市民公開第6回「ロハスの工学シンポジウム」

 

研究施設

最先端の設備を整えた研究施設では、それぞれ独自のテーマに基づいた研究や技術開発を行っています。

環境保全・共生共同研究センター

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持続的発展可能な「循環型環境共生社会の創生」を目標に、地域における環境保全のあり方を提示するとともに、各専門分野の研究を通じて地球環境問題の解決をめざしています。

次世代工学技術研究センター

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人の健康に役立つ医療機器や医療診断機器の開発研究に取り組んでいます。日本大学工学部が世界に誇る我が国初のバイオメディカル工学(Biomedical Engineering)の研究拠点であり、世界トップレベルの研究実績をあげています。

ロハスの家

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「健康で持続可能な生活スタイル」を支える住環境づくりのための「家の要素技術と設計基準の確立」を目指し、ロハスの家1号では「熱エネルギーと電気エネルギーの自給自足」、2号では「太陽熱の効率的な遮熱・断熱・蓄熱」、3号ではそれらに加えて「水の自給自足」を目標に研究を進めています。ロハスの花壇では自然の浄化作用を活用した排水浄化、地中熱センターでは地中に蓄えられた太陽熱の有効利用の研究を進めています。

ふるさと創生支援センター

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被災地域復興と持続可能な社会の実現に貢献する研究および活動を行うことを目的としています。

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