ロハス(LOHAS)とはLifestyles Of Health and Sustainabilityの略称で、地球環境保護と健康な生活を最優先し、人類と地球が共栄共存できる持続可能なライフスタイルと、それを望む人たちのこと。無理や我慢ばかりでは、健康もエコも長続きしません。わたしたちの幸せのその先に、社会や地球の幸せもつながっていること、それが持続可能であることがロハスの理想なのです。「ココロやカラダに悪い影響を与えないことって何?」「地球環境にとってマイナスにならないことって何?」を考えて、みんなが自分にできる方法や生き方を見つけて実行していくことが大切です。

日本大学工学部ではロハスの心とロハスの視点を持った技術者ロハスエンジニアの育成をめざしています。
ロハスエンジニアになるために、今、やらなければならないことって何だろう?それはいろいろなことを“知る”“考える”ことです。きっとそこから、未来を切り拓く方法を導き出すことができるはずです。

地球環境を守るためには、自然のしくみを知ることが大切です。環境への思いやりの心も自然とふれあうことで育まれていきます。しかも、新幹線の流線型が鳥の羽ばたきをイメージしているように、身近な暮らしや社会に役立つヒントが隠されています。まさに自然は、新たな発見、新奇なアイデアに出会えるアミューズメントパークなのです。

人に役立つモノや技術をつくりたい。そのためには、たくさんの人と関わり、人間をよく知ることが大切です。人間のしくみや機能、モノとの関わりや感じ方など知ることで、人間が生活するうえでは何が必要か、一体どうすれば幸せになれるのかが見えてきます。そして、人とのつながりが、地域や社会の発展にも結びついていることを考えてみましょう。

物事を見るとき常に、“なぜ?なに?”と考えること、さまざまな分野に興味を持つこと。こうした“探究心”は、ロハスエンジニアをめざす皆さんには持ち続けてほしい必須アイテムのひとつです。 “見て知る、聞いて知る、匂いで知る、味わって知る、触って知る”――人間のあらゆる感性を研ぎ澄まして学びましょう。

どんな工学分野にも、“普遍の基礎”というものがあります。基礎は、その分野で通用する“共通言語”のようなもの。そして、この揺るがない基礎こそが本物と偽物を見抜くチカラにもなるのです。それぞれの分野の基本をしっかり身につけることで、本物が何かということがわかってきます。

新しいものだけが技術ではありません。例えば、おばあさんが味噌汁をつくるときに「泡が一つ出たら火を止める」といったことも、微生物学的な裏づけから生まれたものです。温故知新という言葉がありますが、これまで積み重ねられてきた先人の知恵を、現代社会にタイムスリップさせてみると、斬新なアイデアにつながるかもしれません。

努力と成果の関係を見てみると、おもしろいことがいえます。人間の努力は時間の積み重ねであり、努力の量は直線的に増加します。しかし、その成果はなかなか現れないもの。なのですが、不思議なことに100回または100日間の努力を積み重ねると、成果曲線と努力直線が交わるのです。どんなことでも諦めずに100回または100日間継続してみることが大切です。

20世紀の“大量生産・大量消費・大量廃棄”の反省から生まれたロハス。簡単で便利な使い捨ての消耗品の時代には、そろそろピリオドを打たなければなりません。しかし、どうやってモノは作られ、流通していき、捨てられていくのでしょうか。まずは、社会のしくみや生産活動のあり方を知ることが、持続可能な社会に変えるための手掛かりになるはずです。

皆さんにも簡単にできる社会貢献があります。それはモノを大切にすること。エコバックで買い物したり、電気を大事に使ったり、マイ箸を持つなど、皆さんの身のまわりにある一つ一つのモノを大切に思うことが、きっと人と地球が共栄共存できる持続可能な社会につながっていくことでしょう。

 
ロハスの家プロジェクト