●「ETロボコン2010北関東大会」で総合優勝!

10月2日(土)に新潟大学駅南キャンパスで開催された「ETロボコン2010北関東大会」で、情報工学科情報通信システム研究室のチーム「よねんてぃ~」が堂々の総合優勝を果たしました。ETロボコンは「モデル部門」と「競技部門」の結果を総合して最終的な順位が決まりますが、「よねんてぃ~」は2部門ともトップという完全制覇を成しとげました。
昨年度に続いて参加したチームリーダーの米谷さんのニックネームと学部4年生を引っかけて、先輩が命名してくれたという「よねんてぃ~」。12月1日(水)にパシフィコ横浜で開催されたチャンピオンシップ大会では、残念ながら本来の力を発揮できませんでしたが、北関東大会を制した6名のロボコン戦士たちに優勝の喜びを語ってもらいました。
写真左から:山﨑雄司さん(4年)、吉田尚矢さん(4年)、安齊龍也さん(4年)、米谷成弘さん(院1年)、松永航さん(4年)、福島孝弘さん(4年)。
――ETロボコンに参加しようと思ったきっかけは何ですか?
★米谷さん/前回、学部4年生のときに出場し、モデル部門ではエクセレントモデル賞を受賞しましたが、惜しいところでチャンピオンシップ進出を逃してしまって‥‥。今回はリベンジのつもりで参加しました。
★福島さん/ETロボコンは大学に入ってから見る機会があり、ぜひ自分でも参加してみたいと思っていました。
★安齊さん/ロボコンは高校時代に出たことがあります。せっかく研究室に入ったのだから、いろいろ経験してみようと思って参加しました。
★吉田さん/自分の作ったプログラムで、実際にロボットを動かすことに興味がありました。
★山﨑さん/二輪で走るロボットは見たことがなかったので、これはすごいかもと思って興味を持ちました。
★松永さん/どんなことをやっているのかはわからないけど、とにかくおもしろそうと思って参加しました。
――実際に参加して、どんなところが大変でしたか?
★福島さん/アウトコースを担当しました。シーソーや階段、坂道という立体難所を攻略するのが大変でした。特に階段は同じプログラムでも動き方が違ってきてしまうので、調整にてこずりました。何しろインコースの走行が完璧だったので、これは失敗できないぞというプレッシャーは凄まじかったですね。無事に走行できたときは「足を引っ張らなくてよかった」と胸をなで下ろしましたよ。
★山﨑さん/僕はインコースを担当しました。ペットボトルを検知し、ミステリーサークルと呼ばれる2つの円を攻略することに力を注ぎました。エニグマ・デコーディングと呼ばれるゾーンではロボットが斜めになったりすると、超音波センサでペットボトルを検知しなくなりますからね。ミステリーサークルの走行に影響が出て、失格になることもあるので、「とにかく失敗は許されない」という気持ちで臨みました。
★安齊さん/僕もインコース班を担当しました。ミステリーサークルを走破するための4つの 走行方法のうち2つの方法を考えました。大学内での練習では紙に印刷したコースを使っていましたが、実際のコースは布だったので、試行会のときはちょっと不安でした。本番では布で走ることを想定してプログラムを設計しておいたので、うまく走りきることができました。エニグマ・デコーディングとミステリーサークルを通過したときは、思い通りの走りができたという感じで嬉しかったですね。
★松永さん/インコースを担当しました。最初のペットボトルの配置を検知し、どう走行すればいいのかを考えました。細かいカーブの攻略は大変でしたね。プログラムは得意ではありませんでしたが、何度もこなしているうちにできるようになりました。モデリング(オブジェクト指向分析設計法)を理解できるようになったのは、大きな収穫の一つです。プログラムの設計とコンセプトシートの作成も担当しました。限られた条件の中で自分たちの考えが多くの人に理解してもらえるように工夫しました。なかでも難所の攻略方法は、自分なりにひとひねりしたつもりです。とにかく今回は優勝できてビックリです。
★米谷さん/昨年度までと違って、今回は立体難所が大きなポイントになりました。階段とシーソーの段差には、さすがに苦労させられましたね。その上、エニグマ・デコーディングといって、超音波センサを利用してペットボトルの衝立があるかないかを判断しながら、走行ルートを決めていくところも昨年度と
違っていました。今回は走行の完走率に重点を置いて、タイムを短縮することだけを考えました。総合優勝はもちろん、競技部門を制したことが何よりも嬉しいです。
――今回はどんな点が高評価につながったのでしょうか?
★米谷さん/走行は僕たちのチームが最初でしたけど、いきなり好タイムが出たので、審査員の方からは「あとに続くチームが走りづらいね」と言われました。「モデル部門と競技部門の両方で勝つのも珍しい」とも言われました。研究で取り組んでいる設計ノウハウの継承の方法を活かし
て実践しているところも素晴らしいという評価をいただきました。
――今回の優勝の喜びをひと言ずつお願いします。
★福島さん/今までやってきたことがいい結果として残せたので本当に嬉しいです。
★山﨑さん/今回は自分たちの想定した通りに走行できたのが大きいと思います。
★吉田さん/他人が作成したプログラムを利用するのではなく、自分が作成したプログラムを実際にハードウェアを使って動かすことができたのはいい経験につながりました。完全Vという結果もさることながら、「よねんてぃ~」の名をETロボコンの歴史に刻むことができたのは嬉しい限りです。
★松永さん/やれることは全てやり、それに対して結果がついてきたのは嬉しいですね。
★米谷さん/昨年度から長い道のりでしたけど、努力が報われたので最高の気分です。
★安齊さん/優勝することが出来たのは周りで支えてくれた方々のおかげです。本当にありがとうございました。
――今日はありがとうございました。