平成22年度教養講座開講

1回教養講座「サッカーから学んだもの」

教養講座2010image001.jpg 513()、元サッカー日本代表選手で、現在、ジュビロ磐田のアドバイザーであり、サッカー解説者として活躍中の名波浩氏を迎えて、本年度第1回目の教養講座が行われました。6月には、サッカーワールドカップが開幕することもあり、会場となった70号館1階講義室には、約1,300人の学生と約100人の一般の方が詰めかけました。

大きな拍手で壇上に迎えられた名波氏は、まず自身の生い立ちについて語られました。4人兄弟の末っ子として、静岡県藤枝市で育った名波氏。兄たちとともに幼い頃からサッカーに慣れ親しみ、順風満帆のサッカー人生を歩んでいました。中学2年の時、全国大会出場をかけた決勝戦で、PKのチャンスにシュートをはずし  試合にも負けて、グランドの隅で泣き続けた名波氏は、自ら責任を背負うためにキャプテンを志願し、チームを引っ張り全国大会出場を果たしました。その後、周囲の反対もありましたが、清水商業高校へ越境進学。「自分の将来は自分で決める」。そんな意志の強さも、この頃から持ち合わせていたのです。

教養講座2010image003.jpg卒業後は、順天堂大学に入学。そこで、仲間と過ごす4年間の中で、かけがえのない人脈を築いたと言います。Jリーグが発足した2年後の1995年、地元静岡県にあるジュビロ磐田に入団。そこで出会ったブラジル出身のドゥンガ選手(現ブラジル代表監督)らから受けた影響は大きなものでした。ワールドカップの優勝トロフィーに触れたことあるドゥンガ選手と一緒にプレーすることで、自分たちも強くなれると思っていた名波氏。しかし、入団から1年が過ぎると、ドゥンガ選手は仲間に罵声を浴びせるようになりました。すると、みんなの中に反骨心が芽生えてきて、“あいつに認めさせたい”というモチベーションがふつふつと湧きあがっていったのです。それこそが、ドゥンガ選手の狙いでした。その後ジュビロ磐田は、数々の大会で優勝するチームへと成長を遂げました。「サッカーから学んだものの一つ。それは、モチベーションです。常に新しい目標に向かってチャレンジしていく精神を持ち続けることが大事です」と諭しました。

そして、リーダーシップについても自身の考えを述べられました。「人を引っ張る気持ちも大事だが、上下関係ではなく誰にでも気配りできることも大事」。

差し迫ったワールドカップの話題についても触れられました。ベスト4になることは難しく、過酷な試合になるだろうと厳しく指摘しながらも、選手らの活躍には期待していると語る名波。その瞳の先には、すでに4年後のワールドカップが見えているのかもしれません。

最後に学生たちに対し、「みなさんには明るい未来が待っています。自分自身や仲間を信じ、思い切って挑んでください。いろいろな分野に携わると思いますが、どんな仕事でもプロの意識を持って臨んでほしい。みなさんの未来が素晴らしいものになるように祈っています」と語られました。

 

教養講座2010image005.jpg講演後に設けられた質疑応答では、学生からたくさんの質問が繰り出されました。

Q.プロ選手として続けていく秘訣は?

A.常に目標を持つこと。勝ちたいという気持ち、ワールドカップに出たいという夢など、常に目標を持ち続けることが大事。

Q.ワールドカップで優勝するのは?

A.ブラジル。技術力の高い国が組織的で守備的な戦いをしたら強いと思う。

Q.海外に行って得たものは何か。

A.言葉の問題はやはりあったが、27年間で一番勉強した。イタリアのサッカーは判断力・決断力が早くしかも正確。それを学んだ。

 

 その他、さまざまな質問に答えてくださった名波氏に、学生たちは感謝の気持ちを込めて、惜しみない拍手を送っていました。

 

 学生に講演の感想を聞いてみました。

 

生命応用化学科の1年生

教養講座2010image007.jpg●長年スポーツに関わっていないとわからないような、ためになる生き方を教えられた。なんにでもプロ意識を持つことや身近な目標を立ててチャレンジしていくことなど、自分の普段の生活にも生かせると思った。

●一つの目標をめざすのは大変。日常の積み重ねが大事なのだと思った。自分も頑張りたい。

●プロとして活躍した方なので、人脈も広く、ここでしか聞けない裏話なども聞けて楽しかった。こういう機会があってよかった。

 

サッカー部の1年生

教養講座2010image009.jpg● “輝ける”と言われてやる気が出てきました。ぜひサッカーで輝きたいと思います!!

 

 

 

 

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