土木工学科の博士研究員である前島拓さんが平成27年度土木学会論文奨励賞を受賞しました。論文題目は「塩害による鉄筋腐食が道路橋RC床版の耐疲労性に及ぼす影響」です。
この研究は,受賞者が本学の博士課程在学中に行ったもので,老朽化する橋梁の維持管理における喫緊の課題である,凍結防止剤散布下における道路橋鉄筋コンクリート床版(RC床版)の耐疲労性を実験と解析の両面から明らかにしたものです。困難な実験により,鋼材腐食の程度はわずかであっても,RC床版の耐疲労性には大きな影響を及ぼすことを明らかにするとともに,高度な解析技術により,これらの挙動を解析においても再現した点が高く評価されました。これらの研究成果は深刻化する複合劣化問題に対して先導的知見を与えるもので,今後の橋梁の維持管理において,学術と実務の両面にわたり大きく貢献することが期待されています。