



工学部長 出村 克宣
本学部の学生は、さまざまなポテンシャル(可能性)を持っています。ぜひ工学に対する熱い思いを大切にしながら、その周辺のことも幅広く学んでほしいと思います。工学一辺倒では、本物の知識とはいえません。技術を利用する人の気持ちや社会のしくみ、政治や経済など、より幅広い知識を身につけることが必要です。それが本物を学ぶことにもつながっていくはずです。
自然から学ぶことも大切です。例えば「竹はなぜ倒れないのか」を考えることから超高層ビルが生まれたように、あるいは「鳥はどうして飛べるのか」をイメージして飛行機の主翼が生まれたように、自然の中には工学のヒントがたくさん隠されています。工学部のキャンパスは四季折々の自然に囲まれていますので、ぜひ皆さんも郡山の豊かな自然の中から新しい発見をしてほしいと願っています。
本学部には、これからの時代にふさわしいロハスなライフスタイルを実践していくうえでのヒントもたくさん用意されています。2009年には「ロハスの家1号」、2010年には「ロハスの家2号」が完成し、ロハスの工学を学ぶための教育環境がますます充実してきました。
これから先、皆さんが一つのことにチャレンジするときは、ぜひトップをめざしてほしいと思います。たとえ1番をめざして頑張ったとしても、もしかしたら2番か3番にしかなれないかも知れません。常にトップをめざすぐらいの気持ちがなければ、本当の意味でのステップアップは望めないのです。私はよく「どんなことでも100回または100日間継続してみよう。必ず成果が現れるから」という話をしていますが、本当のプロになるためには「10,000回または10,000時間の努力が必要」といわれています。努力の積み重ねこそが、皆さんを成長させる原点といってもいいでしょう。
もちろん学力だけでなく、コミュニケーション力に磨きをかけることも大切です。昔は兄弟が多く、家庭そのものが小さな社会としての役目を果たしていたので、ごく自然な形でコミュニケーション力を培うことができました。しかし、今は兄弟の数も減っているため、クラブやサークル、場合によっては下宿生活が、皆さんの社会性を高める機会になります。
自分の進路を考えるとき、自分の可能性や専門分野の裾野を広い視点でとらえることも大切です。例えば「将来は自動車のメーカーで活躍したい」という人は、必ず機械工学科を卒業しなければならないのでしょうか。そんなことはありません。1台の車には、電気や情報、化学など、さまざまな技術が使われています。空間という意味では、建築の分野も必要です。自分の専門がどんな分野で活かされるのかをよく知るためには、教員の指導や先輩の助言、ご父母の皆さんの話をしっかり聞くように心がけてください。
本学部には、皆さんの熱い思いをバックアップできる体制が整っています。福島県にいながら先端技術が学べ、就職先も日本全国に広がっています。ここ数年、雇用情勢はますます厳しさを増していますが、多くの先輩たちが本学部ならではのメリットを最大限活かしながら、それぞれの希望する企業へと就職しています。
日本大学の学祖・山田顕義が、その師・吉田松蔭から与えられた扇面に「立志は特異を尚(とうと)ぶ」「君子素餐(そさん)する勿(なか)れ」という言葉があります。これは「人とは異なる高い志を立てよ」「才能や功労がないのに、いたずらに禄を欲することがあってはならない」という意味で、学祖はこうした言葉を胸に刻みながら人生を歩んだそうです。皆さんも高い志を抱きながら、禄を得るにふさわしい技術者・研究者をめざしてください。
-工学部長が贈る5つのキーワード-
◇工学だけでなく、その周辺も学ぼう。
◇人間を知り、コミュニケーション力を磨こう。
◇自然から学ぼう。
◇常にトップをめざして、努力を続けよう。
◇先人の智恵に学ぼう。
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「ロハスの工学」をテーマに掲げる工学部には、6つの学科があり、専門的な知識 や技術を身につけることができます。 |
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学生一人ひとりの可能性を引き出してくれる工学部の教授陣。きめ細やかな指導の もとで、専門的な知識や技術はもちろん、豊かな人間性にも磨きがかけられます。 |
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施設や設備が充実していることは、工学部の大きな特徴の一つ。豊かな自然に囲 まれたキャンパスで、より充実した学生生活を送ることができます。 |

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工学部広報には、1969年に『広報』という名前で第1号が創刊。第5号から現在の『工 学部広報』に改名し、それ以来40余年にもわたって、工学部のさまざまなニュース を伝えています。 |
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日本大学の目的及び使命 |
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日本大学の教育理念・目標は「自主創造」です。 |
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工学部の人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的 基礎教育の徹底により、工学の基礎力を修得し、自主的に考察し判断できる発想力及び解析能力を培う。 さらに、工業技術が社会と環境に及ぼす影響を理解することにより、高い倫理観をもって調和のとれた持続可能な社会の 実現に貢献できる人間性豊かな技術者を養成する。 また、教育研究活動を通じて地域環境の保護と健康的な生活に工学の立場から寄与し、その成果を社会と地域に還元する。 |
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土木工学科 社会基盤や環境の保全と防災力の向上、資源の循環など、これからの社会システムの基本とすべき事柄を正しく認識した上で、も のづくりに関する基礎技能と、自然環境との共生を図る意識と高い倫理観を有する豊かな人間性を有し、社会基盤の整備・発展に実践 的に従事できる技術者を養成する。 |
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建築学科 建築学に関する幅広い知識と、専門性の高い技術、さらに創造力豊かな芸術性を修得して、広く地域社会に通用する協調性のある 人間性を身に付けるとともに、建築が果たすべき社会的使命としての倫理観や責任感を持った、実践力や指導力のある建築技術者、 建築士、デザイナー、研究者、公務員、教員などの人材を養成する。 |
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機械工学科 機械工学の基礎と専門分野の知識と技術の修得に重点を置き、機械と人間、社会、自然との関係を深く理解し、地球環境保護、資源 再利用、温暖化対策などの課題に対応でき、持続可能な暮らしのために「ロハス※の機械」の知識を身に付けた21世紀の機械エンジ ニアを養成する。 ※ロハス(LOHAS:Lifestyles of Health and Sustainability) |
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電気電子工学科 身近な電気製品に利用されるばかりでなく、あらゆる工業分野とライフサイエンスに応用され、その恩恵を享受している電気電子技術 に関し、今後の社会環境の変化により生じる新たな要望に対して良識ある倫理観をもって対応でき、かつ国際的視野に立って活躍す るために必要なコミュニケーション能力に秀でた第一線で活躍できる情報通信・電気・電子分野の技術者を養成する。 |
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生命応用化学科(物質化学工学科) 生命・材料・環境など応用化学の幅広い知識及び実験技術を修得し、21世紀を切り開く持続可能な社会システムの実現に向け、高 い倫理観と問題解決能力を有し、環境に配慮した化学製品の開発・生産・普及活動及び環境保全・リサイクル活動などに従事・貢献で きる応用化学技術者、教員、公務員、研究者などを養成する。 |
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情報工学科 広い視野の基に論理的思考力と実務処理能力の基本を身に付けた、情報社会の基盤づくりに貢献できる技術者の養成を目的とし、 このために自然科学の知識を基礎として、プログラミング、ネットワーク、計算機システム、情報処理などの基礎技術を修得し、問題を 論理的に分析し目標の実現を図る論理的思考能力及び他者との的確なコミュニケーション能力を有する人材を養成する。 |
| ●1889(明治22)年 |
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日本法律学校(現・法学部)創立。学祖は山田顕義(時の司法大臣)。 | ||
| ●1903(明治36)年 | 日本大学と改称。 | |||
| ●1947(昭和22)年 | 日本大学専門部工科の設置が認可され、神田駿河台から移設。 | |||
| ●1949(昭和24)年 | 日本大学第二工学部が発足し、第1回入学式を挙行。 | ![]() |
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| ●1966(昭和41)年 | 学部名を第二工学部から工学部に変更。 | |||
| ●1968(昭和43)年 | 新実験棟(現14・15・16号館)完成。 | |||
| ●1970(昭和45)年 | 大学院工学部研究科修士課程を設置。 | |||
| ●1972(昭和47)年 | 大学院工学部研究科博士課程を設置。 | |||
| ●1992(平成4)年 | 情報工学科の設置が認可され、6学科となる。 | |||
| ●1997(平成9)年 | 日本大学大学院工学研究科に情報工学専攻修士課程が設置され、6専攻となる。 | |||
| ●1998(平成10)年 | 電気工学科を電気電子工学科と改称。 | |||
| ●1999(平成11)年 | 日本大学大学院工学研究科に情報工学専攻博士後期課程が設置され、6専攻となる。 | |||
| ●2000(平成12)年 | 工業化学科を物質化学工学科に改称。 | ![]() |
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| ●2002(平成14)年 |
次世代工学技術研究センター竣工。 工学研究科電気工学専攻を工学研究科電気電子工学専攻に改称。 |
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| ●2003(平成15)年 | 環境保全・共生共同研究センター竣工。 | |||
| ●2004(平成16)年 | 工学研究科工業化学専攻を工学研究科物質化学工学専攻に改称。 | |||
| ●2006(平成18)年 | 70号館を竣工。 | |||
| ●2010(平成22)年 | 物質化学工学科を生命応用化学科と改称。 | |||
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