■日本大学工学部の災害時における工学部の教育方針
この度の東日本大震災に関わる工学部の今後の方針について説明いたします。
まず、日本大学工学部としましては、教育の質を保証することが学生諸君に対する契約であると考えています。しかも、4年間の修学で卒業する学習システムとすることが工学部の役目です。したがって、この度のような震災が起きても、工学部卒業生として学位を授与するまで、責任を持って修学できる環境を提供していくことが本学部の責務であると考えます。
- -基本的な教育方針-
- (1)「教育の質」の保証
- (2)4年間の修学での卒業
- (3)工学部卒業生として学位授与
今後、重大な原発事故が発生した場合は、国、県など、行政機関の指示に従って行動し、必要な場合には、速やかに避難することになります。しかし、避難しながらの修学を可能にし、上述の3つの基本的な教育方針のもとでの学習指導が遂行できるよう対応を考えています。
- -避難を伴う場合の具体的な行動指針-
- (1)指示に従い、速やかに避難
- (2)個人ポータル、公共放送等により、工学部の連絡先(電話、インターネット)を配信
- (3)学生は、避難状況を工学部に連絡
- (4)学生に対し、事後の修学方法を指示
日頃より、工学部の学生諸君にはポータルサイトを利用して各種の連絡やレポートの提出などを行っています。事務局が避難場所に移動した場合でも、このポータルサイトを活用するほか、公共放送などを通じて、工学部の電話やインターネットなどの連絡先を明確にし、お知らせいたします。そして、分散した場所でどのように修学するのかを指示いたします。
修学方法については、分散場所での自学自習または特定の場所に集合し修学するなど、工学部学習支援システム、及び日本大学で実践されている各種教育システムやネットワークを活用いたします。
日本大学では、インターネットを利用することで、他学部の科目が受講できる遠隔授業を行っています。また、日本大学には通信教育学部がありますので、分散場所にいても、これらのノウハウやシステムを活用した修学支援を行います。そして、他学部と連携し、他学部のキャンパスや他施設等で修学できる環境を整えます。
こうした震災に伴う行動方針については、工学部内はもとより、日本大学本部・他学部教職員とも綿密な情報交換を行いながら迅速な対応ができるよう万全な体制が組まれています。
現在、工学部は独自に建物内外の学生諸君の教育施設における空間放射線量測定を継続しています。今後も、学生諸君の安全と安心を確保する教育環境の維持につとめるとともに、工学部を4年間で卒業するためにどのように対応すべきか、教職員が一丸となり日々考えていますので、学生諸君は安心して勉学に励んでください。