工学部では、約5,000人の学生の健康を守り、一人ひとりが安心して学生生活を送ることができるように、キャンパス内の環境維持に取り組んでいます。
- ●放射線測定を独自に実施
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4月7日からは、毎朝教員がキャンパス内8カ所で空間放射線量の測定を行い、その結果をホームページに公開し、安全であることを報告しています。

また、年間を通じても安心できる環境であることを確認するために、前学期の授業が始まって間もない5月23日から、前学期試験が始まる7月25日までの9週間、生活パターンの異なる学生5名の協力を得て、実際に受ける積算放射線量をモニターしました。その結果、63日間の積算放射線量の平均値をもとに算出した、1年間の積算放射線量は約1mSv/年(ミリシーベルト/年間)となりました。この値は年間放射線量基準値1mSvと同程度であり、さらに時間の経過とともに放射線量は減少していることから、健康に影響はないと考えられます。
さらに放射線量を低減し、より安全で安心できる環境を保つために、工学部では高圧洗浄によるキャンパス内全建物の屋上・壁面及び舗装路面等の除染作業を行いました。これにより、除染後の7月19日から25日までの7日間の平均値から算出した1年間の積算放射線量は0.91mSv/年と大幅に減少しています。
後学期も継続して学生モニターを実施するとともに、土壌放射線量の低減についても検討していきながら、あらゆる対策を実践して学生の健康と安全なキャンパス環境の確保に努めます。 -
環境放射線量測定結果
より安全安心なキャンパス環境を目指して―環境分析化学研究室
高圧洗浄による除染作業 - ■学生の生活パターン別年間放射線量
性別・居住形態・通学方法・サークル活動(屋内・屋外)等、生活パターンの異なる5名の学生モニターには、線量計を身につけて普段通りの生活をしてもらいました。下記グラフはそれぞれの学生の平均的な1日で、グラフ下の数値はキャンパス除染前(7月5日~11日)と除染後(7月19日~25日)に測定した各学生の積算放射線量から算出した1年間の積算放射線量の値です。学内と学外での滞在時間を考えると、除染の効果によってキャンパス内の放射線量が大きく減少したことがわかります。 -

- ●キャンパス内の水と、学食の食材の安全
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飲料水については、地下水と郡山市荒井浄水場の水を混合して使用し、定期的な水質検査を専門機関に依頼しています。3月24日と4月7日・20日の検査では、ヨウ素131、セシウム137ともに検出限界値以下で、安全であることを確認しています。もちろん災害時の飲料水の蓄えについては万全です。

また、学生食堂で提供している食材については、生産地の明らかな市場から仕入れるとともに、放射線汚染のない食材であることを逐一確かめながら、徹底した食の安全確保に努めています。 - ●アパート・下宿の安全
- 工学部では、新入生や在学生に近隣のアパート・下宿の紹介を行うとともに、家主との信頼関係を築き、学生の生活面でのサポートも細やかに行っています。こうした日頃からの連携を活かして、震災時にもいち早くアパート・下宿の安全について確認作業を行うことができました。部屋の状況の聞き取りや家主への被害状況のアンケート調査から、入居できなくなった数件の物件があることを早い段階で把握し、学生の安全確保を第一に考え、家主とともにその対応にあたりました。
- ●学生のメンタルケアをサポート
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大きな震災後は、被災者の心のケアが大切なことから、工学部ではクラス担任や助言教員、学生課、学生相談室、保健室などが協力して、学生が一人で悩みを抱えることなく、常に相談できる体制を整えています。学生相談室では、専門のカウンセラーが週4日、学生のさまざまな相談に応じています。

