被災地への支援活動

東日本大震災がもたらした、津波、地盤崩落、構造物の損傷、そして原発事故。被災地に大きく刻まれた傷跡をどのように修復し、これからどのように復興していけばよいのか―。このようなときこそ、日本大学工学部が掲げる「ロハスの工学」は、地域の復興と社会の発展のために重要な教育・研究テーマであると考えます。私たちは被災地にある大学として、それぞれの専門分野の研究や技術を駆使して、震災後いち早く活動を実施しています。実態調査をもとに学術的なデータを収集し、震災の復旧・復興に役立つ支援や提案を行っています。

■津波の教訓から何を学ぶか―水環境システム研究室[pdfPDF
福島県南部の四ツ倉海岸から茨城県境までの津波被害の現地調査から、浮かび上がってきた被害の実態。津波被害の大きい地域と家屋の流出の少なかった地域の違いは何か―津波の高さ、浸水の高さ、被災した構造物の状態を分析した結果を踏まえて、有効な津波対策やこれから必要な防災対策について提言します。
■地震動と地盤特性から被害状況を探る―地震防災研究室[pdfPDF
耐震設計の見直しや、土木構造物の安全基準のガイドラインを作成していた矢先に起こったしまった東日本大震災。直後、地盤学会の調査団として福島県の被害調査に携わり、明らかとなった被害の状況。福島県の地盤特性に着目した調査結果から、地域の安全を守るために求められる対策とは何かを明らかにします。
■交通網を支える構造物の耐震補強―コンクリート工学研究室[pdfPDF
土木学会コンクリート委員会・構造工学委員会の調査団の一員として行った、新幹線、高速道路、一般道などのコンクリート構造物、鋼構造物を対象とした被害状況の調査。阪神・淡路大震災などの教訓から、これまで進められてきた構造物の耐震補強の効果を検証するとともに、新たな耐震補強の改善策を見出していきます。