日本大学工学部 College of Engineering, Nihon University

土木工学科 - Department of Civil Engineering -

 
 

土木工学の4つの役割を見ていきましょう。

大都市から始まったインフラ整備は都会の人々のくらしを豊かにしましたが、地方のインフラ整備はまだ遅れています。地方の人々が望むインフラを整備し、風土や景観に合ったまちづくりを進めること、そして震災からまちを復興することが、いま土木に求められています。
我が国のインフラの多くは、高度経済成長期に造られました。今後、人間社会と同じようにインフラの高齢化・老朽化が進むと、高速道路トンネルで生じたような崩落事故が起こる恐れがあります。インフラに対しても、人と同じように専門のドクターが病気やケガを治す「医療行為」が必要になります。
いま、土木では自然を取り戻したり、環境をより良いものにするための取り組みを進めています。たとえば湖や川などの水質改善、失われた干潟や自然河岸などの生態系の修復、生ごみなどの有機廃棄物からのエネルギー回収技術の開発などです。環境保全と修復もまた、土木の大事な役割です。
地震や津波、気候変動に伴う集中豪雨による災害を防ぎ、人々の暮らしを守ることも土木の重要な役割です。将来起こりうる地震や津波、豪雨の規模を想定し、構造物を安全に設計したり、橋を補強する、住民に防災教育を行うなど、防災における土木工学の役割はとても大きいのです。

日本大学工学部土木工学科には、就職教育研究の3つの特長があります。それは、抜群の就職内定率、学科独自による丁寧な教育、地域に根差した最先端の研究です。

土木工学科の就職率は、2012年度から100%と高い水準を誇ってきましたが、2016年度も100%を実現しました。就職先も公務員17名(国土交通省、福島県庁他)、一般企業では鉄道系のJR東日本、総合建設業の大成建設等と多彩であり、これは土木工学科の最大の特色とも言えます。まちづくり、インフラ整備、環境保全、防災、復興など、社会が今最も必要とする技術者だから、卒業後に活躍できる分野も幅広く、やりがいがあります。

JABEE認定プログラムによる学生と教員のふれあいを通した丁寧な授業、実務を想定した実験・実習を取り入れ、豊かな人間性を有する実践的技術者の養成を目指す教育を進めています。また、大学入学後の学修を円滑に進められるよう、土木工学の基礎として特に重要となる「測量学」と「力学」について、土木工学科独自の入学前教育をWeb上で実施しています。さらに、やる気のある学生を対象として個別教育も導入。その教育によるトップアップ効果により、「社会人基礎力育成グランプリ2013」で準大賞を受賞。「社会人基礎力を育成する授業30選」にも選ばれました。
それでは教育プログラムの内容を在学生のナビゲーションで見ていきましょう。

土木工学科では、震災からの復興、災害に強く長持ちするインフラの実現、自立共生のまちづくりなどを目指した研究を進めています。科学研究費など国からの大型研究費の採択を受け、ロハスの工学による地域に根差した研究にも取り組んでいます。「ロハスの橋」や「ロハスの花壇」、さらには環境保全・共生共同研究センターにある大規模実験施設を駆使し、最先端の研究に取り組めるのも大きな魅力です。