大学院入学案内

工学研究科長挨拶

「ロハス工学」の探求を通して高い研究力を有する人材の育成を目指します

gakubucho-202304

工学研究科長 根本 修克

工学は、数学・物理学・化学・生物学などの基礎科学の知見を用いて、公共の安全・健康・福祉などのために有用なモノや快適な環境を構築することを目的とする学問です。すなわち、工学は、「技術を用いて人間がほしいモノや環境をつくる」ときに、科学の利用が社会活動に及ぼす影響も見定めたうえで、どのようにして人が求めるモノや環境を実現できるかということを追求していく学問と言えます。日本大学大学院工学研究科では、特に、「ロハス工学」というキーワードを掲げ、研究活動に取り組んでいます。ロハス(LOHAS)とは、“Lifestyles of Health and Sustainability”の頭文字をとった略語で、「健康で持続可能な生活様式」と訳されます。「ロハス工学」は、そのような生活様式を工学的観点から支援しようとするものです。大学院は、学部における学修によって身につけた知識や能力を応用し、「人と地球に優しい」などの問題意識をもちながら、自ら進んで研究を進め、未到のモノづくりや環境の構築を実現する能力、すなわち「研究力」を磨くことができるステージとなります。 大学院で、「ロハス工学」を探求していくためには、「無から有を生み出す」独創性を磨く必要があり、自らが積極的に学び、修得した方法論に基づき、「人と地球に優しい」新たな工学的価値を創造する意識が欠かせません。さらに、研究を推進していく際には、科学的な知識や技術とともに、正しい倫理観に基づく哲学を持つことが重要です。研究成果は、一朝一夕で挙げることができるものではなく、日々の弛まない挑戦が自らの研究力を磨き、未到の研究成果へとつながっていきます。 近年では、地球温暖化の影響もあり、さまざまな大規模自然災害が頻発しています。日本大学大学院工学研究科では、今後も対峙する大規模自然災害に対して、公共の安全・健康・福祉を守るためにも、「ロハス工学」の探求を目指しています。さらに、その研究成果を継続的に地域の復興や社会の発展に活かしていくことを信念として持ち、現在も高い理想を掲げた数多くの大学院生が研究活動に取り組んでいます。また、日本大学大学院工学研究科では、大学院生が求める研究を進めるために十分に足る研究環境も整備しながら、その研究成果を地域や社会全体に公表し、地域や社会の発展に資することができるように還元していくことを心がけています。 日本大学大学院工学研究科は、「ロハス工学」の探求について、自ら考え、自ら進んで実践し、高い研究力をもって社会で活躍することができる一流の研究者・技術者を育成していきます。

大学院工学研究科 案内

入試情報

大学院工学研究科入学試験の概要を掲載しています。

教育課程・カリキュラム

支援制度・学費

チューターやTAなど、大学院で学ぶ学生を支援する各種制度等を紹介します。

大学院進学のススメ

日本大学大学院工学研究科には、「ロハス工学」をキーワードとして、独創性に富んだ工学研究の推進と人間性豊かな研究者の育成をめざす博士前期課程(2年)・博士後期課程(3年)を設置しています。

title_sbuttn01

大きな達成感がエネルギー
試行錯誤して未知に挑む

人のDNAを構成している分子を、光る分子に変えることによってDNA周囲の構造変化を検出する研究に取り組んでいます。実験で何度も分子の合成を繰り返していますが、思ったようにいかないこともしばしばです。しかし、新しいものをデザインし合成する楽しさや、改善点を見つけ試行錯誤して実験が成功した際に大きな達成感を得ることが研究の面白さだと思います。

2023年3月 生命応用化学専攻 博士前期課程修了
奥 友里乃さん  茨城県 水城高等学校出身

工学研究科の教育研究上の目的

学問や科学技術の深奥を究め、人類の福祉向上及び人と自然が共生できる豊かな社会の構築に貢献でき、幅広い知識を有する、高度専門職業人及び工学研究者を育成し、もって社会からの負託に応える。
title_sbuttn01
title_sbuttn02
title_sbuttn03
title_sbuttn04
title_sbuttn05
title_sbuttn06

3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

博士前期課程

日本大学大学院工学研究科は、本学の教育理念である「自主創造」に基づき、本研究科が定めた各専攻の教育課程を修め、最終試験及び修士論文審査に合格した者に修士の学位を授与します。

以下に、本課程において修得することが求められる素養を示します。

  • 工学に関する幅広い専門知識
  • 技術者・研究者としての倫理観
  • 研究を主体的かつ計画的に遂行する能力
  • 他者と協調し、分野横断的に課題を解決する能力
  • 研究成果を論理的に説明する能力

各専攻における専門分野は以下の通りです。

土木工学専攻

地盤・構造・防災、環境、地域・都市計画

建築学専攻

建築材料学、建築・都市計画、建築環境設備、建築構造学、建築歴史意匠

機械工学専攻

エネルギーエンジニアリング、メカニカルインテリジェンス、モビリティソリューション、バイオエンジニアリング

電気電子工学専攻

電気エネルギー、電気電子材料、情報通信、波動工学、医用工学

生命応用化学専攻

環境化学、応用化学、生命化学

情報工学専攻

ハードウェア、ソフトウェア、システム、情報応用

博士後期課程

日本大学大学院工学研究科は、本学の教育理念である「自主創造」に基づき、本研究科が定めた各専攻の教育課程を修め、研究成果を論文としてまとめた「博士論文」について所定の手続きを経た上で、審査に合格した者に博士の学位を授与します。

以下に、本課程において修得することが求められる素養を示します。

  • 工学のみならずその周辺領域を含む幅広い専門知識
  • 高度な技術者・研究者としての豊かな倫理観
  • 自立した研究者として、高度な研究を計画的に遂行する能力
  • 他者と協働し、分野横断的に困難な課題を解決する能力
  • 研究成果を論理的に外国語(英語)により説明する能力

各専攻における専門分野は以下の通りです。

土木工学専攻

地盤・構造・防災、環境、地域・都市計画

建築学専攻

建築材料学、建築・都市計画、建築環境設備、建築構造学、建築歴史意匠

機械工学専攻

エネルギーエンジニアリング、メカニカルインテリジェンス、モビリティソリューション、バイオエンジニアリング

電気電子工学専攻

電気エネルギー、電気電子材料、情報通信、波動工学、医用工学

生命応用化学専攻

環境化学、応用化学、生命化学

情報工学専攻

ハードウェア、ソフトウェア、システム、情報応用

カリキュラム・ポリシー

日本大学大学院工学研究科は、アドミッション・ポリシーに基づいて選抜した入学者に対し、本学の教育理念である「自主創造」にのっとって定めた学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に従い、以下のポリシーによりカリキュラムを編成します。

博士前期課程

幅広い視野と専門性に基づき、重要な職務を遂行する能力を持つ人物を養成することを目的として、そのために必要な、①技術者専門科目、②技術者応用科目、③技術者共通科目、④研究関連科目に大別した科目の履修と、最終的に修士論文の作成を求めます。

土木工学専攻

本研究科が定めたカリキュラム・ポリシーに基づき、土木工学について専門知識・応用力を修得するために、地盤・構造・防災分野、環境分野、地域・都市計画分野に対応した講義や特別研究を配置したカリキュラムを編成します。

建築学専攻

本研究科が定めたカリキュラム・ポリシーに基づき、建築材料学、建築・都市計画、建築環境設備、建築構造学、建築歴史意匠、建築職業倫理などに対応した講義や特別研究を配置したカリキュラムを編成します。

機械工学専攻

本研究科が定めたカリキュラム・ポリシーに基づき、機械工学について専門知識・応用力を修得するために、それに対応した講義やエネルギーエンジニアリングコース、メカニカルインテリジェンスコース、モビリティソリューションコース、バイオエンジニアリングコースの4コースから決定した研究テーマにおける特別研究を配置したカリキュラムを編成します。

電気電子工学専攻

本研究科が定めたカリキュラム・ポリシーに基づき、電気電子工学について専門知識・応用力を修得するために、電気エネルギー、電気電子材料、情報通信、波動工学、及び医用工学の各分野に対応した講義や特別研究を配置したカリキュラムを編成します。

生命応用化学専攻

本研究科が定めたカリキュラム・ポリシーに基づき、生命応用化学について専門知識・応用力を修得するために、環境化学、応用化学、生命化学の分野に対応した講義や特別研究を配置したカリキュラムを編成します。

情報工学専攻

本研究科が定めたカリキュラム・ポリシーに基づき、情報工学について専門知識・応用力を修得するために、ハードウェア、ソフトウェア、システム、情報応用分野に対応した講義や特別研究を配置したカリキュラムを編成します。

博士後期課程

卓抜した専門性に基づき、高い能力を有する自立した研究者を養成することを目的として、専門分野における先端的な研究課題に取り組むために必要な科目の履修と、最終的に博士論文の作成を求めます。

土木工学専攻

本研究科が定めたカリキュラム・ポリシーに基づき、土木工学についてより高度な専門知識・応用力を修得するために、地盤・構造・防災分野、環境分野、地域・都市計画分野に対応した講義や特別研究を配置したカリキュラムを編成します。

建築学専攻

本研究科が定めたカリキュラム・ポリシーに基づき、建築学についてより高度な専門知識・応用力を修得するために建築材料学、建築・都市計画、建築環境設備、建築構造学、建築歴史意匠などに対応した講義や特別研究を配置したカリキュラムを編成します。

機械工学専攻

本研究科が定めたカリキュラム・ポリシーに基づき、機械工学についてより高度な専門知識・応用力を修得するために、それに対応した講義やエネルギーエンジニアリングコース、メカニカルインテリジェンスコース、モビリティソリューションコース、バイオエンジニアリングコースの4コースから決定した研究テーマにおける特別研究を配置したカリキュラムを編成します。

電気電子工学専攻

本研究科が定めたカリキュラム・ポリシーに基づき、電気電子工学について高度な専門知識・応用力を修得するために、電気エネルギー、電気電子材料、情報通信、波動工学、及び医用工学の各分野に対応した講義や特別研究を配置したカリキュラムを編成します。

生命応用化学専攻

本研究科が定めたカリキュラム・ポリシーに基づき、生命応用化学についてより高度な専門知識・応用力を修得するために、環境化学、応用化学、生命化学の分野に対応した講義や特別研究を配置したカリキュラムを編成します。

情報工学専攻

本研究科が定めたカリキュラム・ポリシーに基づき、情報工学についてより高度な専門知識・応用力を修得するために、ハードウェア、ソフトウェア、システム、情報応用分野に対応した講義や特別研究を配置したカリキュラムを編成します。

アドミッション・ポリシー

博士前期課程

学問や科学技術の基礎を修め、人類の福祉向上及び人と自然が共生できる豊かな社会の構築に貢献でき、学士課程で修得した幅広い知識を有する、専門職業人及び工学研究者を目指す人を求めます。

土木工学専攻

本研究科が定めたアドミッション・ポリシーに基づき、土木工学の専門知識と、外国語(英語)の筆記試験並びに口述試験による評価の合計点で合否を判定します。

建築学専攻

本研究科が定めたアドミッション・ポリシーに基づき、建築学の専門知識と、外国語(英語)の筆記試験並びに口述試験による評価の合計点で合否を判定します。

機械工学専攻

本研究科が定めたアドミッション・ポリシーに基づき、機械工学の専門知識と、外国語(英語)の筆記試験並びに口述試験による評価の合計点で合否を判定します。

電気電子工学専攻

本研究科が定めたアドミッション・ポリシーに基づき、電気電子工学の専門知識と、外国語(英語)の筆記試験並びに口述試験による評価の合計点で合否を判定します。

生命応用化学専攻

本研究科が定めたアドミッション・ポリシーに基づき、生命応用化学の専門知識と、外国語(英語)の筆記試験並びに口述試験による評価の合計点で合否を判定します。

情報工学専攻

本研究科が定めたアドミッション・ポリシーに基づき、情報工学の専門知識と、外国語(英語)の筆記試験並びに口述試験による評価の合計点で合否を判定します。

博士後期課程

学問や科学技術の深奥を究め、人類の福祉向上及び人と自然が共生できる豊かな社会の構築に貢献でき、博士前期(修士)課程で修得した幅広い知識を有する、高度な専門職業人及び工学研究者を目指す人を求めます。

土木工学専攻

本研究科が定めたアドミッション・ポリシーに基づき、土木工学の専門知識についての口述試験と外国語科目(英語)の筆記試験の合計点により合否を判定します。

建築学専攻

本研究科が定めたアドミッション・ポリシーに基づき、建築学の専門知識についての口述試験と外国語科目(英語)の筆記試験の合計点により合否を判定します。

機械工学専攻

本研究科が定めたアドミッション・ポリシーに基づき、機械工学の専門知識についての口述試験と外国語科目(英語)の筆記試験の合計点により合否を判定します。

電気電子工学専攻

本研究科が定めたアドミッション・ポリシーに基づき、電気電子工学の専門知識についての口述試験と外国語科目(英語)の筆記試験の合計点により合否を判定します。

生命応用化学専攻

本研究科が定めたアドミッション・ポリシーに基づき、生命応用化学の専門知識についての口述試験と外国語科目(英語)の筆記試験の合計点により合否を判定します。

情報工学専攻

本研究科が定めたアドミッション・ポリシーに基づき、情報工学の専門知識についての口述試験と外国語科目(英語)の筆記試験の合計点により合否を判定します。