郡山の子どもたちのために学生たちも頑張っています!

 東日本大震災後、工学部では福島県の復興に関わるさまざまな支援や取り組みを行っています。研究活動はもとより、郡山の子どもたちを支援するために行われるさまざまなイベントや活動にも参加しています。子どもたちとどのように関わり、支援しているのかを学生のインタビューを交えながら、その一部をご紹介します。
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エネルギーキッズカレッジ

2013%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e3%82%b1%e3%82%a2%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%af%e3%83%88image004 青少年育成事業の一環として郡山青年会議所が主催する、再生エネルギーについて楽しみながら学べる事業『エネルギーキッズカレッジ』。小学校4年生~6年生までの児童を対象にエネルギーに対する子どもたちの興味と想像性を引き出し、将来の郡山の姿を創造していくこと目的として実施されました。本学部もこの事業に協力し、第1回『親子で体感、エネルギーの力』では、工学部キャンパス内にあるロハスの家を見学いただき、風力・太陽光・地中2013%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e3%82%b1%e3%82%a2%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%af%e3%83%88image006熱などの再生可能エネルギーの活用方法について紹介しました。第2回『自然の偉大さ、エネルギーの可能性』は、本学部で自家発電LEDライトを制作、布引山高原の風力発電所を見学後、キャンプ場に宿泊しキャンプファイヤーを行うという企画でした。本学部の学生もライト制作をサポートしたり、キャンプ場で子どもたちと一緒に遊んだり、子どもたちとの触れ合いを通して学習のお手伝いをするという役割を担いました。

  • 電気電子工学科生体生理工学研究室 学生の声  

「日頃、子どもたちと関わることがないので、とても新鮮でした。10年後のエネルギーという学習課題では、子どもの豊かな想像力やユニークな視点から生まれた素晴らしい作品に驚かされました。将来は、子どもたちの未来につながる仕事に就きたいと思っています」

「子どもたちと一緒に遊んで楽しかったというのが率直な感想です。発電に対する発想も、自分だったら効率ばかりを考えてしまいがちですが、カーテンの開け閉めで発電するなど、子どもならではの面白いアイディアを聞き、刺激を受けました。参加してよかったと思います」

  • 機械工学科1年生の声

2013%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e3%82%b1%e3%82%a2%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%af%e3%83%88image008 「最初は子どもとどう接すればよいか、とまどうこともありましたが、いろいろな発見があり、視野も広がり新たな世界も見えてきたような気がします。自分からも積極的に働きかけ、子どもたちを支援していきたいと思います」

 

郡山市全児童の成長を見守る、運動・食・心に関する3万人アンケート

 東日本大震災後、郡山市と郡山医師会が連携し立ち上げた『郡山市震災後子どもの心のケアプロジェクトチーム』。屋内砂場などの多数の遊び場を設けた施設『PEP Kids Koriyama』を拠点に、遊びを通して子どもたちの体と心の成長をサポートする幅広い活動を行っています。本学部が行った『ロハスの工学シンポジウム』で、このプロジェクトマネージャーである菊池信太郎氏にご講演いただいたことがきっかけとなり、プロジェクトの一環として行われる、郡山市の約3万人の子どもを対象とした大規模な調査に、本学部の学生・教員も携わることになったのです。保育園・幼稚園児から小・中学生までの児童を対象として、運動・食・心理に関するアンケートを行い、回答を集計・データ化し、子どもたちの成長に役立てようというものです。これほど大掛かりな子どものアンケートは全国的にも例がありません。また、15万枚以上のアンケート集計には膨大なコストと労力を要します。そこで、電気電子工学科の村山嘉延准教授、情報工学科の岩井俊哉教授、大山勝徳助教、総合教育の野崎真代助教が中心となり、本学部の学生たちの力を借りて、このプロジェクトを遂行することになりました。
2013%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e3%82%b1%e3%82%a2%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%af%e3%83%88image01212013%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e3%82%b1%e3%82%a2%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%af%e3%83%88image01612013%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e3%82%b1%e3%82%a2%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%af%e3%83%88image0141

 電気電子工学科と情報工学科の学部生と院生が、配布するアンケートの封入作業やアンケート2013%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e3%82%b1%e3%82%a2%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%af%e3%83%88image0081集計のための準備や管理、取りまとめを行いました。電気電子工学専攻の院生がアンケート解析ソフトをカスタマイズし、オリジナルのプログラムを作成。それを使って、記入されたアンケート用紙をスキャンして読み込んだ後、データをチェックしていきます。この膨大なデータチェックには、多くの学生の力を必要としました。そこで、夏休みを利用して行うチェック作業に参加してくれる学生ボランティアを募ったところ、1年生から4年生・院生まで、学科学年問わず125名の学生が登録してくれました。郡山の子どもたちを2013%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e3%82%b1%e3%82%a2%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%af%e3%83%88image0181元気にするためにという趣旨に賛同してくれたのです。登録した中から毎日述べ30~50名の学生が集まり、約4時間程度データをチェック。初めての経験でしたが、学生一人ひとりが責任と自覚を持って着々と作業をこなしてくれました。処理速度も徐々にスピードアップ。そのおかげで、予定していたよりも早く、約3週間で終了することができました。通常のボランティアとは形は違いますが、自分たちがやらなければいけないという使命感に燃えたという学生たち。最後は、協力して一つのことをやり遂げた達成感を皆で分かち合っていました。

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 このプロジェクトは、学生たちの協力なくしては遂行できませんでした。

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 この場を借りまして、ボランティアに参加してくれた多くの学生の皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

  • 情報工学科知能処理研究室 学生の声

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「山積みされたアンケートを見て大変そうだと思いましたが、協力できたことは良い経験になりました」

「今後は情報工学の研究を活かして、アンケートデータを視覚的にわかりやすく見せるプログラムを作成し、郡山市だけでなく幅広く活用できるようにしたいと思っています」

 工学部では、これからも福島の復興や郡山の未来に貢献できるように、学生とともにさまざまな活動に尽力していきたいと考えています。